
看護師が撮って出しエンドロール〜発見そして覚醒〜
どこまで話しただろうか。
そうだ、私がMacの画面をそっと閉じたところまでだ。
そうだ、私は度重なる失敗に心を折られエンドロールの作成を諦めたのだった。
−−−−−−−−−−−完−−−−−−−−−−−−−−
うそうそ(笑)
得意の嘘もここまで行くと自分でも辟易とする。閉じたMacをすぐに開き作業を再開したのであった。
トランジションを入れると動画が重なって時間が短縮されてしまう。このことを学んだ私はこの縮んだ時間をどうしようかと頭を悩ませた。
「シーンを追加しようか」
「スローモーションをもっときつくかけようか」
「Wedding Bellを歌ってみたとかいう動画でも撮影して入れ込もうか」
「もう、諦めて家に帰ってドラクエしようか」
など色んな事を考えてトラックパッドをイジイジと目的も無く触っていると一つの発見があった。この発見が私たちの窮地を救う。
まず、撮影した動画を選択して編集コーナーに持って行く時に
例えばこんなシーンの
この黄色い枠の中をチョイスしてもっていったとしますよね
で、それを編集コーナーに持って行くと
こんな感じに追加されます。今まで私は上でシーンを選択する時にかなりシビアに黄色の枠を選択してたんですね。そうしなければならないという強迫観念に悩まされていました。それがなんと!!
これは、前のシーンとの間にトランジションを入れて動画が短くなってしまったという、私を窮地に追い込んだ場面を再現した物ですが、この右側の新しく追加した方の動画の、左端の所にカーソルを合わせると「クリップをトリム、または拡張」という表記が出てきました。トリムってのはトリミングのingとったものでしょうから切り取りか、拡張はそのままか。どういうことだ??そこで私はカーソルをその位置でクリックし左に動かしてみました。すると
動画が延びた。ん?どういうことだ?試しに再生してみると、最初にシーンを選択して黄色い枠の中の物を持ってきたんですが、それ以前のシーンが再生されているようです。
なんということだ!!!そうだったのかぁ!!!!
あの黄色の枠付けて選ぶ時は大体で選んでパパっと持ってきておいて、下の編集コーナーでゆっくり細かく編集できたのか。。。
それを知ってからの作業は疾風のごときスピードで進んだ。トランジションで重なっているところは重なって見えにくくなるのだから、カットしたつもりだったその前のシーンを前後から少しずつ出してくれば良いんだ。というか、重なって見えにくいところに厳選したシーンが来ないように、むしろそうすべきだった!
これは、俺もiMovie上級者の階段を2段くらい上がったんじゃ無いか?このペースで作業が進めば間に合う!間に合うぞ!妹よ!!!私は結婚式中で既読になることは無いだろう妹のLINEに興奮したメールを送ってスーツの腕を捲った。