ニコル@ナース

10年目看護師(男)手術室→循環器、呼吸器混合病棟→ICU

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マガジン

  • 11年目看護師がこれからの新人看護師に伝えたい○○のコト

    プリセプター経験3回、教育担当委員経験2年の11年目看護師が、これから新人看護師になる後輩達を全力サポートするマガジン

  • 看護師が医療ニュースを見て思うこと

    最新の医療ニュースを看護師の視点で切ります。現場の実際に触れていきます。200円で100件目指します

  • ただの看護師が結婚式の撮って出しエンドロールを作ってみた

    妹の気まぐれで撮って出しエンドロールを作ることになったただの看護師が一生懸命やって作ってみたっていう短期間連載マガジン。

最近の記事

専門看護師 - 自分メモ -

 専門看護師とは複雑で解決困難な看護問題を持つ個人、家族及び集団に対してすじゅんの高い看護ケアを効率よく提供するための、特定の専門看護分野の知識・技術を深めた看護師のこと。専門看護師を社会に送り出すことにより保健医療福祉の発展に貢献し合わせて看護学の向上を図ることを目的として設立された。日本看護系大学協議会と連携して教育課程の特定、教育課程の認定、認定更新を行っている。

    • 術後回復能力強化プログラム(Enhanced Recovery After Surgery : ERAS) - 自分メモ -

       ERASとは北欧の経腸栄養学会が中心となり作成したプログラムで、術後の患者の回復能力を強化する事を目的としている。麻酔科医による術前回診、前投薬の不使用から始まり、術中の血栓予防や麻酔時間の短縮、術後の早期離床や早期ドレーン抜去などにつながる。これにより合併症の発症率低下や入院日数の短縮につながると言われている。

      • 特定行為に係る看護師の研修制度

         特定行為とは厚生労働省により「診療の補助であって、看護師が手順書により行う場合には、実践的な理解力、思考力及び判断力並びに高度かつ専門的な知識及び技能が特に必要とされるもの」と定義されており「直接動脈穿刺法による採血」「創部ドレーンの抜去」など38の行為が指定されている。つまり、看護師が医師によりあらかじめ指示された手順書によって医師の判断を待たずにタイムリーに行う診療の補助である。  特定行為研修は、看護師が手順書により特定行為を行う場合に必要とされる能力の向上を図るため

        • 急性期のせん妄

           せん妄とは意識混濁に加えて幻覚や錯覚を引き起こしている状態である。危険因子としては認知症、高齢、男性、聴視覚障害、うつ状態、複数薬物、感染症、アルコール、疼痛、手術後、身体抑制が挙げられ、ICUや  CCUで管理されている患者によく見られる。Confusion Assessment Methodなどを用いて診断する。  認知症との違いは急性に発症、進行することで症状は可逆的である。手術などの治療によるストレスや薬物の影響によるものが少なくなく、急性期での医療者の関わりが重要

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        • 11年目看護師がこれからの新人看護師に伝えたい○○のコト
          14本
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        • 看護師が医療ニュースを見て思うこと
          6本
          ¥200
        • ただの看護師が結婚式の撮って出しエンドロールを作ってみた
          16本

        記事

          急性期医療におけるポジショニング-自分メモ-

           急性期のリハビリの目的には「廃用症候群の予防」「合併症(呼吸器感染、褥瘡、起立性低血圧)の予防」「早期離床」が挙げられる。  急性期のリハビリを進めることは早期退院や積極的な社会生活への展開が望める一方で病巣拡大や二次障害などのリスクを伴う。そのため他動運動による拘縮予防などは慎重に実施していく必要がある。  その中で重要となるのが良肢位のポジショニングである。特に脳卒中患者などでは筋緊張の不均衡により特異的な肢位になりやすいというリスクがあるが、適切なポジショニングを行

          急性期医療におけるポジショニング-自分メモ-

          クリティカルケアにおける倫理的問題-自分メモ-

           クリティカルケアにおける倫理的問題は「日常的な医療における倫理」と「非日常的な医療における倫理」の二つに分類される。前者は日本医師会の「医の倫理綱領」に準ずる旨がクリティカルケア看護学会の学会誌にて記載されている。後者の非日常的な医療における倫理に関する問題には「DNAR(Do Not Attempt Resuscitation order)」「脳死下臓器移植」の2つが挙げられる。  その他にも医療過誤や患者サイドにみられる非倫理性などクリティカルケアの現場では倫理的問題

          クリティカルケアにおける倫理的問題-自分メモ-

          プレホスピタルケアの看護師に期待される役割と今後の課題-自分メモ

           プレホスピタルケアとは病院外での救急活動を差し、これは場合によっては医師や看護師が現場に出動する事もある。  看護師の役割としては他スタッフと協働して傷病者に必要な処置や治療の介助を行なうことは当然であるが、最も重要なものの一つとしてプレホスピタルとインホスピタルとの連携が挙げられるだろう。  看護師は搬送されてきた時点で把握できるすべての患者情報を整理し、診療の場に役立たせなければならない。そのために救急救命士やフライトナースなどの現場のスタッフとの情報交換を迅速かつ正

          プレホスピタルケアの看護師に期待される役割と今後の課題-自分メモ

          改正脳死臓器移植法について-自分メモ-

           2010年7月17日改正臓器移植法が施行されたことで、これまで本人の書面による意思表示と家族の承諾が必須であった脳死臓器提供が、本人の意思が不明の場合には家族の承諾で臓器提供できるようになった。  これまでは民法上の遺言可能年齢に準じて15歳未満の脳死臓器提供が行うことが出来なかったが、この改正により家族の承諾を得られれば15歳未満でも脳死臓器提供を行なえるようになった。このことで、小さな臓器を必要とする子供たちへの心臓や肺の移植医療が進むことが期待される。  同年1月

          改正脳死臓器移植法について-自分メモ-

          緊急時対応

           前回、勉強方法について述べたので「私の勉強方法」については割愛しようと思います。書いてもほとんど同じ内容を書くだけになりそうなので。  まあ、さわりだけ言うと買う本はめちゃくちゃ簡単な本でボリューム的にも少なめの物から始めるのがお勧めです。簡単に何度も読み直せる物が良いと言うことです。で、2,3回読んでいく内に何となく理解できたつもりになれると思います。ですが、実はしっかり理解できたつもりのところにも前項で述べたような「実は意味が分からないで使っている(読んでいる)言葉」

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          意味の分からない単語

           前回から知識の話が始まっています。前回も書いたように看護師は生涯勉強した方が良い職業です。看護師1年目って絶対勉強するんですよね。するっていうかさせられるんです。で、この1年が完全に「勉強させられた」で終わってしまった人は2年目以降ほとんど勉強しなくなってしまいます。反対に、この1年間で自分の勉強方法を確立して知的好奇心が育った人は生涯勉強する看護師になるというわけですね。  毎年毎年新人の子に「これ調べておいて」「あれについてまとめてみて」と勉強を促して、そのノートなり

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          新人に求められている知識

           遂に第4章です。ここから私が本当に伝えたいコトに入っていきます。マガジンにするに当たってちゃんと体系立てて書こうと思ったせいで、内容の薄い項目もあってつまらなかったと思いますがここから本当に大事なことというか役立つことになってくると思います。  看護師は生涯勉強しなければならないタイプの仕事だと言われています。ただ、これはちょっとだけかっこ付けてる言い方というか看護師の仕事を高尚な物にしようとしている表現だと思います。  正確には「看護師は生涯勉強していった方が良いタイ

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          患者様との接し方

           先輩、同期と来たので最後に「患者様」との接し方について触れていきます。言葉遣いの項でも少し触れたんですが、今回は「新人と患者」っていうテーマで少し注意喚起していきたいと思います。  おそらく、新人の皆さんは入職したら1年間の間「初心者であることが患者にわかる」状態で働くことになると思います。初心者マークを名札に付けたりしますね。新人であることを患者に伝えた方がお互いにとってストレスが少ないって事が分かったので始まったことですね。ただ、新人だとわかりやすい故に、患者との関わり

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          同期との関わり

           前回は先輩との関係について書きましたので今回は同期との関わり方について書いていきます。まあ、そんな大げさな物じゃ無くて、同期はホントに大切にして心の支えにしていってもらいたいって言うのは言わずもがななんですがね。毎年同期との関わりで顰蹙買っちゃう瞬間ってのがあるんで、そんな注意点を少し書いておきますね。 3章 1年目看護師のありかた〜態度編  1 身だしなみ  2 言葉遣い  3 先輩への態度  4 同期との関わり方  5 患者様との関わり方

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          先輩との接し方

           私は小中高と野球部に所属していた根っからの体育会系です。ただ、大学に進んでからはその根っからの体育会系もなりを潜め、先輩にはちょっと生意気に、後輩には寛容にって感じの人間になりました。  それはなぜかって言うと自分の進んだ道が看護だからってことになります。看護の世界は女の世界。女性の中には根っからの体育会系って人もたまにいますけど、やはり数は少ない。体育会系を貫き通すような環境では無かったんですね。  しかも、男ってだけでちょっと色物ですから。全体の1割くらいですかね男は。

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          看護師の言葉遣い

           今回は言葉遣いについてです。はっきり言いますが、看護師は敬語をちゃんと使えません。まあ、全員ではないと思いますけど普通の社会人に比べて敬語を使う機会が少ないんですね。正直皆無と言っても良いかもしれません。  では、新人看護師の言葉遣いの心得とはどんなものでしょうか。今回はそれについて書いていきたいと思います。内容的には後輩とはこういう言葉遣いであるべきだって話ですね。 3章 1年目看護師のありかた〜態度編  1 身だしなみ  2 言葉遣い  3 先輩への態度  4 同期

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          新人看護師の身だしなみ

          本章からは実践編となります。  暗黙のルール。どの職場にもいくつかありますよね。看護師の世界も例がではありません。ホントは暗黙のルールなんて一個もない方が良くて、そんな物を主張するくらいなら、ちゃんとルールブックにかけよって思うんですけどね。  新人にだけ求められる特別暗黙ルールみたいなものもあったりするのがやっかいです。まあ、「新人なんだから」って事ってどの世界でもあると思うしある意味当然だとは思うんですけど、これって明らかな差別だから明確にルール化されないんですよね。例

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