疲れ果て、考えさせられた夜勤
昨日の夜勤で、7人中2人の患者さんがステった。
一人は受け持ち患者さん。
DNARで、心停止時は蘇生しないとのことだった。人工呼吸器をつけて、酸素濃度100%、ノルアド10ml /hで投与しているくらいには危険な状態。
私の仮眠中に亡くなり、家族さんは患者さんが心停止した30分後に病院に到着した。
亡くなる日の19時くらいまで家族さんはそばにいて、寝るために一度家に帰り、0時過ぎ、再度病院から連絡が来た時には「患者さんが心停止した」との知らせ。家族は気が気じゃなかっただろう。
到着した家族は、泣いていなかった。きっと覚悟をしていたのだと思う。
闘病の末亡くなる方、交通事故などの事故で亡くなる方、色々な人を見てきた。いまだに、エンゼルケアや家族対応の正解がわからない。家族さんに、どのような声掛けをしたらいいかわからない。患者さんのために、私は他にももっと何かできたのではないだろうか?でも、正解がわからない。
日々の業務をこなすことに精一杯になり、このような重症な患者さんは特に、「時間処置」に追われて、プラスで何か関わることが難しい。
患者さんの家族が面会に来られた時に、清拭や手浴などのケアを提案すればよかったのかな・・・(この患者さんは全身浮腫と滲出液で手浴は難しかったかもしれないけれど)など後悔も少し残る。こういう経験をして、先輩看護師たちは家族対応や、患者さんへの関わり方が丁寧になっていったんだろうな。
夜勤明け、10時に家に帰り、お風呂に入って就寝。普段なら14.15時くらいに目が覚めて活動しだすが、この日は19時半に目覚め晩御飯だけ食べて再び就寝。なんと次の日の10時まで寝ていた。流石に寝過ぎた。
精神的にも、肉体的にも疲れていたんだろうなあ。
さて、明日からまた切り替えて、患者さんとその家族のために働こう。新人看護師、これからも頑張ります。