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看護師が書く 日本の医療危機 ⑤進む少子高齢化と病院の統廃合 第2話

前回は、
日本の人口はこれから減って

1億2000万人から2060年には8000万人になる
だから、入院する人が減る
だから、入院するベッドの数も減らすべき
だから、このベッドがある病院の数も減らす必要がある
という話をしてきました。

と、いう訳で、
国としてはこの方向性に合わせて、
必要量と合わない病床を減らそうと考えていました。
※下図は厚生労働省の提示する
B病院の実績が少ないなら、A病院かC病院と統合する
こういうイメージを持ちましょうという例です。

画像1参照元:厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000520398.pdf

なので、
まずは2019年までに、各医療機関に入院の状況を報告してもらい、
地域に応じて本当に入院を必要としているかどうか
入院の現状を調べることにしました。
=病床機能報告
※図は2015年時点の報告状況

画像2参照元:厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/16/backdata/01-04-03-09.html

そして、2019年、その結果を見た
厚生労働省は全国424施設(後に440に増加)の病院に
以下のように統廃合の必要性を示唆しました。
※↓下図は参考図。詳細はURLからご覧ください。
内容を簡単に説明すると、
最右列に●がついている病院が統廃合を指摘された病院です。

画像4参照元:厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000551037.pdf

皆様が御勤めの病院はいかがでしょうか?
もし含まれているようでしたら、
ナースセカンドキャリアラボで次の一手を一緒に考えましょう(笑)

厚生労働省も、2019年のこの段階では
あくまでも「よかったらどうですか?」という
「指摘」しているだけに留めていました。

そして続いて2020年、厚生労働省は
「もし統廃合を進めるならお金出しますよ」
という提案をします。

次回、またこの内容について
話していきます。

ナースセカンドキャリアラボでは
看護師+中小企業診断士の視点で
医療の現状についても学びを深めます。

御興味ある方はこちら
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