少子高齢化対策が順調なフランスと、 なかなか上手くいかない日本 ②フランスの現状
前回は
日本がリーマンショックで景気が悪くなって
給料収入が減り、
高齢化で病院にかかる人が増えて
病院=医療への出費の割合
が増えた
つまり国民医療費 対 国民所得比率が増えた
という話をしました。
一方で、フランスはというと、
この国民医療費 対 国民所得比率は減りだしているんです。
…と、いうことはフランスは好景気で給料が増えたんじゃない?
…いや、下のグラフを見てください。
経済の成長率は日本と変わりません
2009年のリーマンショックではフランスも経済の打撃を受けています。
参照元:https://suzakugarden.net/?p=873
このように日本と似ているフランスですが、収入を増やしたのではなく、
少子高齢化対策を行い、出費を抑えたのです。
でも、フランスは少子高齢化対策をきっちり行ってきた。
だから日本のようにリーマンショック後でも
国民医療費 対 国民所得比率に大きな変化が見られなかったのです。
以下のようにフランスの高齢化は非常に緩やかです。
参照元:http://www.ee-life.net/hatena/s_kourei.html
さて、日本はこのままで良いものか?
日本は収入を上げる・出費を抑えるどちらも努力しないといけない。
でも、どれだけマズい状況なのか?
それが↓この図です。
参照元:https://www.mof.go.jp/pri/research/seminar/fy2019/lm20190725.pdf
図の青色帯に入ると安全圏内です。
2060年には日本はとんでもないところに位置してます。
これはどういう意味なのか?
そんなに難しくないので、次回はこの図について簡単に説明します。
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