他者の目を気にするか楽しむか(一眼レフについて)
父親が一眼レフ好きだったため、私は子供の頃から一眼レフを使っていた。
今ほど携帯で綺麗な写真が撮れる訳ではなかったため、写真を撮るとなると自分のカメラバックに自分のカメラを入れて写真を撮りに駆け出していた。
今考えれば、本体は安いがレンズは高いものを使わせてもらっていたので、そのような物を持たせた父親には感嘆するものがある。
さて、最近私は一眼レフを持つハードルが高くなっていると思う。
今は携帯で簡単に高画質の写真を撮ることができる。だから普通は携帯で十分である。
一方で、一眼レフともなるとやはり「いかつい」イメージが私にはある。また、フラッシュも携帯よりも光が強く、少し申し訳なく思う。
その影響で肩身が狭いのである。そう感じる私の器の小ささもあると思うが…
最近、一眼レフは売り上げが低下しているため、企業が一眼レフのハードルを低くしようとしてくれていることは日頃からとても感じている。
「写ルンです」のような手軽なカメラがもっと浸透してくれれば一眼レフを使う一般人の肩身の狭さが少し軽減すると考える。
また、盗撮に一眼レフが使われていたり、脚立のマナーが悪いイメージがあったりなど…
他者が使う一眼レフのマナーに気持ち悪さがあるのも私が一眼レフを疎遠にしてしまう理由の一つでもある。
他者を気にして携帯で撮るか、気にせず(フラッシュとかは別)一眼レフで撮る楽しさを満喫するか…
まぁまずは私が一眼レフを持つ自信をつけ、他者の目を気にしないようにするのが一番手っ取り早い気がする。
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そんな私が今日は夏目友人帳展があるということで眼レフを持って出かけてみた。
今、電車に揺られている最中だが何故かワクワクして、背筋が伸びる気がする。
携帯で写真を撮るとは違う、ファインダー越しの楽しさがあるからかと自分なりに分析した。
今持っている一眼レフは昔に使っていた本体とほぼ今も変わらない。ヤフオクで見れば1万5千円もあれば手に入るものだ。
しかし手に馴染んでいるだけあって新しいものに手を出す気にはなれない…
いい加減寿命が尽きてもおかしくないが、まだまだ現役で頑張ってもらおう。