【短編】世界が滅んでいくだけの物語♯2ある男のメモ
私の名前は斎藤和雄という。
もし、後世誰かがこれを読むことがあればと思い、手帳に書いている。
7月2X日、13時30分ごろに、どうやら東京に核爆弾が落ちたようだ。
今、私は大江戸線の駅構内にいる。
時間は、今21時過ぎだ。
ちょうど私が電車を降りて地上に出たときだった。
緊急アラートがなった。
内容はミサイルが飛んできているとかなんとか。
地下に逃げろと出ていたのだ。
運が良いというか、ここは大江戸線の駅だ。駅構内まで下りたら助かるのではと慌てて階段を駆け下りた。しかもここは