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『かがみの孤城』辻村深月

🪞あらすじ🪞
学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。 
輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。 
そこには“こころ”を含め、似た境遇の7人が集められていた。 
なぜこの7人が、なぜこの場所に―― 
すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。 
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。 
本屋大賞受賞ほか、圧倒的支持を受け堂々8冠のベストセラー。─Amazon商品説明より



🪞感想🪞
もっと早く本書に出会いたかった。
あの頃の無力で、いつも一人ぼっちで孤独だった子ども時代の私に、こんな素敵な小説があるんだよ、ってプレゼントしてあげたい。
あなたの様に、いじめや学校に行くタイミングを逃して悩んでいる7人の子たちが、互いに助け合いながら、窮屈な学校という現実と闘っていくお話なんだよって。
もちろん、これはあくまでフィクションであって、あなたの部屋の鏡は光らないし、鏡の弧城にも行けない。
でも、ゆくゆくはSNSが発達して、似たような境遇の子たちと繋がれる想像もできない未来が来るから。
その時のあなたは、信じ合える仲間たちと心から笑えているから。

『かがみの孤城』辻村深月


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