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『ひらいて』綿矢りさ

♥️あらすじ♥️
華やかでモテる女子高生・愛が惹かれた相手は、哀しい眼をした地味男子。自分だけが彼の魅力に気づいているはずだったのに、手紙をやりとりする女の子がいたなんて。思い通りにならない恋にもがく愛は予想外の行動に走る―。身勝手にあたりをなぎ倒し、傷つけ、そして傷ついて。芥川賞受賞作『蹴りたい背中』以来、著者が久しぶりに高校生の青春と恋愛を瑞々しく描いた傑作小説。─「BOOK」データベースより



♥️感想♥️
愛の持つ狂気…それは衝動的で、だけどまっすぐで。
愛、たとえ、美雪、この3人が織り成す(たとえは巻き込まれているだけだが。いや、最後の最後にひらくか🤔)三角関係は不思議で、理解できなくて、血の気が引くけど、今の時代、アブノーマルを異端とする思想は古い。理解できなくとも、言葉で表現できなくとも、愛のカタチは無限であり、多様的でいいのだ。
ラスト、愛とたとえはどこへ向かったのだろう…?(ちゃんと読んだつもりだが、どこか読み落としてる!?)
でも、そんなこと、どうでもいい。
この曖昧な感じがむず痒いけど、青春の儚さだから。

山田杏奈、佐久間龍斗、芋生悠、出演で2021年10月映画化予定。

『ひらいて』綿矢りさ


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