『沖縄から貧困がなくならない本当の理由』樋口耕太郎
♥️感想♥️
普段、実用書の類はあまり読まないが、気になったため軽い気持ちで読んでみたら、かなり重要な内容だった。
─何に重要か?誰に重要か?
沖縄の話だから沖縄でしょ、はとんだ勘違いである。
沖縄の問題は日本社会そのものであり、そして何より自分の問題なのだ。
私は恥を承知で言うが、友達が居ない。恋人も居ない。それは自分には縁がないから、だとか、魅力がないから、だとか、他のもののせいにしてきた。確かに、それは一理ある。しかし、本書を読んで、それは己の自尊心の低さゆえに自分を愛せてないせいと、相手の関心に関心を示して来なかったせいだと気づいた。
前者に関しては、すぐには難しい。人には色々あり、コンプレックスの塊である自分を容易く受け入れることなどできない。だか、自分を愛せない人は他人を愛せない、と言うように、この欠陥だらけの自分を少しずつ許容し、愛せたらまた違った景色が見えるのではないか、と思う。
後者に関しては、今から出会う全ての人に心がけようと思う。その人が何に関心を寄せているのかを傾聴し、思いやる。結果的にそれが社会や自分のためになることが本書を通じてわかったのだからやるしかない。
大切な人に勧めたい一冊です🙂
『沖縄から貧困がなくならない本当の理由』樋口耕太郎
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?