スタートは、願掛けだった
子ども服を作る前は、ベビー用品を作っていました。
夫にミシンを買ってもらったものの、学校の家庭科の授業レベルの知識しかないわたし。
まあまあいいミシンを前に
「え、どうする~??」状態でした。
不妊治療がメインの日々だったため、帰り道に布屋さん、本屋さんを見て回る日々。ある日、ベビー用品の本を手に取り、
「あ~子どもが無事できたら、こういうの作ってあげたいな」
と、ぼんやり思い、型紙本購入。
初めて縫ったスタイは、笑っちゃうくらいガタガタの仕上がりでした。
ちょうどその頃、不妊治療のブログをしていて、周りの治療仲間が願掛けをしているのを見かけ、
\そうだ!願掛けでスタイを箱いっぱいに作ろう!!/
思いついた勢いのまま、ガーゼを大量に買い込み、通院以外はミシンの前みたいな生活を数か月。
大きな箱いっぱいになったスタイを前に、願掛けはいいけど、うちに子どもがやってこなかったら、これどうするんかな…なんて、ちょっと冷静になったのでした。
この頃にはそこそこ上手に縫えるようになっていて、販売の「は」の字が頭をよぎり始めました。