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再登校へ ①
不登校が始まり時間が過ぎ、家で自由に過ごしている姿を見ると
『いつになったら学校に行けるのだろうか』
『もう少し見守っていたほうが良いのだろうか』
そう思う日が来ると思います。
なにかのきっかけを待っているうちに、何ヶ月、何年もの時間が過ぎてしまい、登校を促すこと自体を諦めてしまうかもしれません。
不登校が始まったばかりの頃は、何が登校のきっかけになるか、良いと思われることはどんなことでもやってあげたいと思って動き回りますが、当の本人はなかなか提案を受け入れてくれるものではありません。
登校を促すことを「登校刺激」といいますが、これがうまくいかないことが続くと登校刺激をすることに嫌気が差し、「自分から動き出すまで様子を見よう」という対応になりがちです。
しかし、登校刺激自体が悪い訳ではありません。やり方を間違えれば子どもを追い詰めることになりかねませんが、実際、登校刺激が再登校のきっかけになったという子はかなり多いです。
子ども自身も、学校に行きたくないと思いながらも、何かが変わるきっかけを待っていることがあります。けれど何がきっかけになるのか、どうすれば良いのか、心の中で考えても答えが出ないので、どうして欲しいのかも話すことができません。
出口のない迷路を歩いているうちに、考えること自体が面倒になって、思い出したくないこと、嫌なことから逃げ回る生活が始まることが多いと思われます。
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