永遠じゃなくても。

K-POPのアイドルを好きになったら、必ず来る大きな2つの壁。

再契約。
兵役。

15年以上K-POP界隈をウロウロしてわかるのは、とにかくこの2つはバカでかい壁になって、オタクの前に立ちふさがる。（詳しいことは割愛。調べたら情報はわんさか出てくる。）

まあ、兵役には終わりがある。
昔より兵役期間は短くなったし、推しの無事と健康を願いながら、再会の日をただ待つ。

しかし再契約問題は、オタクにとって神頼みしかない。

まず、メンバー全員で再契約は難しいのだ。
一部メンバーは再契約、その他は再契約しない。全メンバーの契約が終了…などなど。

K-POPを好きなら"魔の7年"という言葉を、一度は聞いたことがあるだろう。
もし、自分の好きなグループの契約があとどのくらい残っているか知らないなら、絶対に知っといた方がいい。

解散してほしくない、脱退してほしくない、今のままずっとグループで活動してほしいオタクにできることは、もうとにかく全員の再契約を祈る。

神様、仏様、ご先祖様、死んだじいさんばあさん、昔飼ってた犬。誰に祈っていいのかわからないから、すべてを総動員して祈るしかない。

「協議中」「決まったことは何もない」
↑このへんの言葉が公式から出ると、雲行きが怪しい。

「再契約は出来なかったけど、解散ではない。」
↑ほぼ解散。グループ活動はほとんどなくなる。

Stray Kidsがどういう契約をしているのか知らないが、契約期間が7年だとすると、2024年〜2025年あたりから再契約問題が顔を出し始めるだろう。

来年だ。

ずっとあの8人が8人のまま、Stray Kidsを続けてくれると思い込んでいないか。

ぶっちゃけ私は、そんなわけないと思っている。

実際、スキズは9人だったけどいきなり減った。なんの前触れもなく。（あったかもしれないけど）

「は？脱退？なんで？」

現実味がなくてふわふわした。
その後に襲ってきた絶望感は忘れられない。

ああ、Stray Kidsは壊れた、終わるんだ。
そう思った。
壊れなかったし、終わらなかったけど。

あの8人は、才能ある20代の青年で無敵だ。
いろんな未来を選べるし、何でもできる。

音楽の他にやりたいことが出てくるかもしれない、もう出てきているかもしれない。

人前に立ってアイドルすることに疲弊して、辞めたいと思っているかもしれない。

誰にもわからない。

心の準備をしておかないと、ある日突然「再契約が不発」という記事が、容赦なくぶん殴ってくることがある。

ただ、どんな選択をしても、幸せでいてほしい。
STAYに聴かせてくれた音楽と、見せてくれたステージは無くならないから。
辛くなくて、苦しくない選択をしてほしい。

たとえもう二度と顔を見られないとしても、どこかで音楽を続けてくれるなら十分だとすら思う。

君たちが永遠じゃなくても、いつかは来る終わりの日まで。
世界で一番のアーティストになるのを見守りたいと思う。

できるだけ長く8人でいてくれるなら、それはそれでとても幸せだし感謝しかない。

もしかしたらスキズは、ずっと8人でいる選択をしてくれるかも。

あまりにも愚かで叶いそうにない夢を見て、オタクは今日も生きている。