NU Money School | こどもや身近な人に伝えたいお金の話
生きていくのに避けて通れない、お金の話を始めます。 自分のこどもや、身近な人に、伝えたい話です。 正しく学べば、目標に到達しやすくなったり、安心を得られたり、頼もしい相棒にもなりえます。 こどもにも理解しやすいように、なるべくわかりやすく書こうと思うので、よろしくお願いします。 役に立ったと思ったら、いいねやフォローを。 励みになります。
さて。10回に渡って投資の基礎と効力を学んできたきみは、そろそろ投資に対して前向きな気持ちが芽生えてきたんじゃないかと思う。 そこで今回は、いつ始めるかについて話そうと思う。 いつ始めるか?という問いは、いまは投資を始めるのに適当な時期か?(マーケットのタイミングは図れるか?)という問いと同じ意味となる。 正直なところ、これがわかれば誰だって億万長者なんだ。 SNSやYoutubeで自信たっぷりにタイミングについて語る人もいるけど、会ったこともないその人に人生を預ける覚
さて、実際の投資をスタートする前に、自分の投資スタンスを考えてみた方がいいと思う。 まずは投資スタンスを考える要素を4つ紹介しよう。 ・投資の目標 ・現在投資に回せる金額 ・今後毎月投資に回せる金額 ・リスク許容度 投資の目標何のために、いつまでにどれくらいのお金にしたいのか。 老後のために2,000万円を貯めたいという人もいるだろう。 子供の教育資金のために、10年後までに800万円貯めたいという人も。 7,000万円まで資産を増やして、アーリーリタイヤしたいという
リスクを分散させる話を数回に渡って書いてきたけど、今日はリスクとは何かを掘り下げてみたいと思う。 リスクの種類投資におけるリスクは、主に6つある。 ・価格変動リスク ・信用リスク ・流動性リスク ・償還リスク ・為替リスク ・インフレリスク 価格変動リスクは一番分かりやすいけど、一番奥深くもあるので、後でしっかり取り上げようと思う。 信用リスクは、投資先が倒産したり、国がデフォルト(債務不履行=お金を返せなくなること)に陥ることへのリスク。 これは投資対象を選別したり
前回、前々回と、投資対象の分散を話してきたから、今日はもう一つの分散、時間の分散について話していくよ。 ドルコスト平均法 一定の金額で、時間を分散して定期的に買い続ける手法を、ドルコスト平均法という。 一定額の購入なので、価格が低いときには多く買い、価格が高いときは少なく買うことになる。 そのことによって、平均購入単価を下げる効果が生まれるんだ。 試しに、定額購入(ドルコスト平均法)と、定量購入を比較してみよう。 https://www.jsda.or.jp/jika
前回、分散投資でリターンは保ったまま、リスクを減らすことができると書いた。 リスクというのは価格の振れ幅のこと。 波の山と波の谷がちょうど打ち消し合うように、反対に動く資産を組み合わせれば振れ幅が収まり平坦になっていく。 同じ値動きをするものだったら波の山と山が重なるだけで、分散させているつもりでもあまり意味がないんだ。 相関係数とはある資産と資産がどの程度同じ動きをするかを計算して、+1〜-1で表す相関係数というものがある。 +が正の相関となり、同じ動き。 -が負の相
投資の世界で有名な言葉に「卵を一つのかごに盛るな」というのがある。 そのかごを落としたら卵(お金)が全部割れてしまうからだね。 例えば全資産を、1つの銘柄に集中投資していたとしよう。 きみの好きなAppleでもいいし、ディズニーでも、NIKEでも、何でもいい。 その会社が倒産してしまえば株は無価値、つまり全資産が失われるんだ。 では2つの銘柄に均等に分けたらどうか?どちらかが倒産しても、半分の株は残るよね?4つなら25%残る。 そうやって、いくつかの銘柄に分散させることに
前回までで投資の威力を話したところで、 今回は原点に戻って「なぜ投資をするのか?」を話してみたいと思う。 僕が思う、投資をする理由は2つある。 ・社会のため 意思ある経済循環 ・自分のため 資産形成と経済的自立 一つずつ、掘り下げてみようと思う。 得たお金をどう保管するか?によって社会へ与える影響が変わるんだ。 預金の行き先 タンス預金なんて言葉があるけど、投資もせず銀行にも預けなければ社会への影響はゼロ。そこからは何も生まない。 次に銀行に預金した場合を考えてみよ
文字通り放っておいたら、13年で約3倍になっていた話は1話でしたと思う。 別に珍しいことでも、僕が優秀なわけでもないんだ。 そのからくりを説明するね。 S&P500世界で一番有名な株価指数に、S&P500というものがある。 米国市場に上場している代表的な500社の株価を、時価総額に基づいて総合的に表したもので、いまをときめくIT企業から、コカコーラ、NIKE、ディズニーなど、米国の主だった企業が全部入っている。 中でも、構成比率の20%以上をGAFAMと呼ばれる巨大IT
今日は、おかねを増やす3つの原則について話そう。 といっても、とても簡単だよ! 1. 収入のうち何割かを引いてから、残りを使う 2. お金にも働いてもらう 3. 帳簿をつける 1. 収入のうち何割かを引いてから、残りを使う 前回の複利の話の中で、雪だるまの話をしたよね? 今回は雪だるまの芯をどうつくるかという話なんだ。 投資というと、一部のお金持ちのやること、自分にはまだ早いなんて思っていないかな? いくら貯まったらとか、余裕ができたらと考えていたら、いつまでたってもそ
20世紀最高の物理学者アインシュタインが「人類最大の発明」「宇宙で最も偉大な力」と呼んだ力を知っているだろうか? それは複利。 「元本だけでなく、利子が利子を生む」という考え方のことだ。 こどもたちは、雪だるまを想像してくれたらいい。 最初の芯は小さくても、コロコロ転がしてある程度の大きさになると、ひと転がしで大きくなるスピードが上がるよね? それと同じイメージだよ。 複利ともう一つ単利という仕組みがある。これは一定の量ずつ増える仕組み。 例を挙げて、比較して考えてみよ
はじめまして。Roni(ロニー)と申します。 これから生きていくのに避けて通れない、お金の話を始めたいと思います。 自分のこどもや、身近な人に、伝えたい話です。 まずはじめに、私の身の上話からしようと思います。 プロフィールにもある通り、私は2007年から株式投資と不動産投資を始めました。 きっかけは、思いもかけない母の急死。 30歳で貯金など数えるほどだった自分が、突然ちょっとした額を相続することになったのです。(誰でもありうる程度の金額ですよ、笑) 銀行に預金し