お盆を終える、早朝
来客も落ち着き、ご先祖様と数日間過ごしたお盆。そんな日々も終盤を迎えた今朝、家のある伝統行事に初めて参加しました。
お盆の最後の朝は、仏壇にお供えしたお菓子や供花やおじいちゃん達の好物を降ろします。
「また来年も話そうね、いつも守ってくれてありがとうございます」と、それらを大きな藁に包みます。
包んだらそれを持って近くの綺麗で大きな川にかえすんです。
今までは祖父母がこっそりやってたみたいなのですが、祖父が亡くなり、私の父がそれを継ぎました。
今回(私がおじいちゃん子だったということもあり)ワガママを言って見学させてもらうことに。
お供え物は燃やすイメージだったが、水の神様と共にある私の地域(福島県の真ん中の方)ならではです。
川へ実際行ってみると、それは想像よりもあまりに呆気なく、豪快に橋の上から行われました。
今朝は台風。
強い風が吹き、水面に浮かんだ藁はいつまでもその場に留まっていた。
「まだ帰りたくなかったんだね」
祖母が言いました。