【補足記事】アイマス15周年PVの凄さを、言語化して、それから。
一昨日の7月29日、こんなのを書いて投稿した。
情動に任せて書いたこの記事、想像よりもずっと多くの方々に読んでいただいた。トータルビューは実に約15,000だ。(7/31 19:00時点)
まずは感謝。本当にありがとうございます。
noteなんて初めて書いたし相場も知らないが、私に衝撃を与えるには十分な数字である。
あまつさえ、お褒めの言葉も沢山いただいた。照れる。
素直に嬉しいし、喜ぶべきだし、過剰な謙遜は礼儀を欠く。
それでも、私は言語化しただけで、このPVこそが凄いのだ。ということはここに記しておく。
もっかい貼っちゃお。何度でも見よう、だぜっ。
(――余韻。)
「やっぱり、この最高な映像への感動を、みんなと共有できたことこそが、最大の収穫だったなぁ。」
……などと書くと、些か気取りすぎ、だろうか?少なくとも、担当にはよく分からんと言われそうだ。
さて、この記事は補足であり、或いは蛇足。
本記事に書かなかったこと、書けなかったことを記していく。
PVのことよりも、リアクションを受けての私の発見・感想が主になる。そこんとこシクヨロである。
んじゃ、早速いきましょう。
1,記事に乗り切らなかった言語化。
最初はこの話。
洗練され凝縮されたPVの言語化なのだから、なるべく読みやすく、短くしようと心がけた。(それでも10,000文字をØωØver!!したが)
故に、編集過程で細かいネタをかなり省いたのだが、せっかくなのでここにほんの少し載せておく。
冒頭、15thロゴアニメーションの、「☆」の色。
よく見ると5ブランドのカラーになっている。
そして、15thロゴの☆の数は5つ。(このロゴアニメ自体は前々からあったものだが。)
何度でも言うが、このPVにおける「オールブランド感」は様々な箇所から滲み出ている。
もう1つ。
冒頭に音声のタイトルコールが無いのは、セリフラッシュやラストの春香たちのメッセージのインパクトを強めるために、敢えて入れなかったのでは……などと深読みしている。
或いは「アイドルマスター!」というのは商品名でもあるので、やや宣伝色が強くなることを避けたのかも。
映像終了後の「バンダイナムコ!」が冒頭に来たら……と考えると、イメージしやすいかもしれない。
権利表記を映像開始前で処理している。
……だから?と思われるかも知れないが、大抵のPVではラストに置くことが一般的だ。
試しにYouTubeのアイマスチャンネルの他のPV/CMを見てみよう。
何故か?
恐らく、真実はこうだ。
4分30秒に限界までネタを詰め込み、権利表記の入る余地が無くなってしまった。
ラストに入れると、15thロゴに「ありがとう!」と言う余韻をぶち壊してしまう。
だったらもう、映像よりも前に入れちまうか!と言う結論になったのだ。そうに違いない。
まぁ、お気づきの通り、これも深読みである。
そろそろ、この蛇足記事のノリが伝わってきたところで、次にいこう。
アニメ・シンデレラガールズのカット。
凛と未央に対して、卯月は“遅れて”フレームインする。まるでその中に加わるように。
1人だけ背景色が違うから。代表ポジションなので目立たせるため。
理由は幾つかあるかもしれない。
しかし、アニメにおける島村卯月の、ニュージェネレーションの、笑顔にまつわる物語の流れを踏襲した演出だと、私は思います。
全アイドル大集合ラッシュ。
今では原初とされる765プロのアイドルたちの中でも、追加組である美希、そして貴音と響は、手前のレイヤーに配置されている。
春香、千早、そして雪歩が最初に並んでいるのは、15年前を知るPにとっては感慨深いのでは。
この全アイドルシーケンス、並び順とか配置とか法則を決めるのに、とてつもない時間と労力がかかったことだろう。
PV全体で見ると「素材はすぐ集まるが、一番ヤバい編集箇所」だったかもしれない。
なにせ映像を見た、315(6)人それぞれの担当プロデューサーたちから、色んな目線でチェックされるわけで。
全員出すということは、万が一1人でも欠けていれば、ブランドを毀損する事態になる。
そうでなくとも、少しでもお顔が隠れていたら、並び順に誤りがあったら……。
そのプレッシャーは想像するだけで半端じゃない。
改めて、4分30秒に込められた愛と熱量、そして時間と労力を感じ取ったからこそ、私は言語化の衝動に突き動かされたのだ、と思う。
2,色んなプロデューサーがいる。
このPVや、記事への感想を呟かれていた多くの方々、お一人お一人の元へいいねに伺った。
もうその全部を「わかる~~~~~!!!!!」と口元を押さえながら♥していた私である。お騒がせしました。します。
その際、どのブランドの、誰の担当かを拝見していたのだが。
それはもう、多種多様・千差万別・種々雑多であった。
体感で言えば、5ブランド均等にいらっしゃったし、担当アイドルは皆バラバラだった。
経歴も多彩。まだ1年!と言うフレッシュな方もいれば、アケマスの頃は……と言う貴重なお話をされる方などなど。
5ブランドを同時にプロデュースされる方、ただ1人のアイドルとずっと共に歩んで来られた方……到底同じ尺度で語れるとは思えない、バラエティーの富みっぷりだ。
そんな方々が、一様にこの15周年記念PVに心動かされている。
その事実こそが、私の言葉の並びよりも雄弁に「凄さ」を語っているように思った。
また、アイマスに触れたことが無い、或いは既に引退された「今、プロデューサーではない」方々からもご感想を頂いた。
これは本当に嬉しい。前置きを書いて良かった。
中には「15周年PVを見てプロデュース業を始めた」と言う方もいらっしゃった。
嗚呼、筆者冥利に尽きる。
大勢の先輩P諸氏が紡いできた「これまでの愛」が「これからの愛」を生み出す、その流れの中に身を置くことができたのだから。
3,言語化において、心がけていたこと。
こんな素晴らしいPVを題材に、プロデューサーを相手にした記事を書くにあたって、心がけていたことがある。
スタンスを見失わないためにも、軽く言語化させてくれ。
なるべく、私の感情を言語化しないようにした。
私の激情を知ってほしいのではなく、このPVの凄さを知ってほしかったので。
漏れ出てた箇所は、その、ごめんなさい。
頭痛が痛い専門用語や、カッコつけた言葉を使わないようにした。
映像の専門用語を並べたり、パッと意味が分からない単語を使うと、記事とPVに集中できない。
これだけ直感的に感動できるPVなのだ、その感動だって平たく言語化できるはずだし、そうすべきだと思った。
湿っぽい気持ちは、そこになかった。
15年間に、酸いも甘いもあったろう。中学校卒業である。我が身に置き換えれば、なんと恥の多い生涯を送って来ましたなことか。
もしあなたに思い当たる感情があるなら、それはとても大切なものだし、誰よりも長年向き合っているものだろうから、こんな歓びに溢れた記事を切欠に干渉したくなかった。
「でも◯◯が入ってないよね?」わかる。もう痛いほどわかる。そして誰よりも、このレベルのPVを作った方々が一番身に沁みてわかってる。編集しながら頭をよぎらないはずがない。
それでもなお、4:30に歓びを詰め込んだ映像を作り上げた。
私は、それを受け取り、抱いた感情をただ言語化した。
お互いに、ありがとうの気持ちを込めて。
4,或いは、ピピン板橋について。
謝罪と弁解です。
私は彼と、彼らのことが本当に大好きです。
アイマスに対する個人的なポリシーとして、私が生きる世界の事情をあまりアイドルたちに押し付けないようにしたい、という想いがあります。
しかし、Jupiterに対してだけは、彼らが辿ってきた道、声援に込められたファンの想いや、その裏で支えてきたプロデューサーたちのことを、どうしても重ねずにはいられません。
本当に数え切れないドラマを秘め、人々を笑顔にしてきたユニットだと思う。
そして私は、彼を心底リスペクトするファンではありますが、未だ真の意味で、彼をちゃんとプロデュースしきったと思えたことがありません。
初めて名前を呼び間違えてからはや数年、彼と正しく「アイドルとプロデューサー」として向き合えた時に、私は正しく、彼の名前を呼ぶつもりです。
「天ヶ瀬冬馬」と。
すみません、急に重たい感情を。
でも、これはただ単に私の中の仄暗く、後ろめたい感情の話なので。
彼と、彼のプロデューサーには一切関係ない。
要するに。
名前、間違えて申し訳ございませんでした。
クセだし、好きなんです、あれやこれやの名前と、そのリアクション。
5,むすびに:補足、或いは蛇足。
以上です。
ここまで付き合ってくださって、本当にありがとうございます。
良い蛇足のお手本を見せられたんじゃないかなと思うと、清々しい。
明日から暦は8月。
外では蝉が鳴いてる。各プロダクションで、夏の行事も始まっている。
15周年の感動をそっとアルバムにしまったら、私たちプロデューサーを待つアイドルの元へ向かいましょう。
あなたとアイドルとの、良き夏を!
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