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スイカが好きすぎる1歳児。箱まで愛す。
「スイカ おかわり」
保育園の連絡帳で、何度も目にする言葉です。
うちの保育園では、給食で残したもの、全部食べたものを細かく書いてくれます。「トマト ✕」「サラダ ✕」「魚 1/2」…食べ残しが多い息子ですが、スイカが出る日は必ず「スイカ おかわり」と書いてあります。息子はスイカが大好きなのです。
家でもスイカを出すと、ものすごいスピードで、2本しかない前歯でいっちょ前にいい音を立てて一瞬で食べてしまいます。といっても値段が高くてなかなか買えないので、カットフルーツの一切れをたまーに食べさせるくらいでした。
そんな息子、この夏、スイカ三昧になります。
巨大スイカ、現る
保育園スイカおかわりエピソードを実母に話したところ、届きました。どでかいスイカ。どでカイスイカ。
まじででかい。しかも重い。測ったら6キロありました。地元の高級スイカです。母に話をした次の日にですよ。産直から直送で届きました。ばばバカ炸裂。
息子は異様にデカイこの物体に、右の鼻から鼻水出ちゃうくらい戸惑ってました。あの大好きなスイカがこんな姿だとは思わなかったようです。ほれほれこれがスイカだぞぉと転がしてみせると、ちょっと嫌そうな顔し始めたので、せっかく大好きなスイカを嫌いになる前にやめておきました。
ごめんごめん、それでは。
早速切って食べてみよう!
大きすぎて包丁の尺足りんわってなったけど、どうにかこうにかパカーンと切りまして。さすが高級スイカ、みずみずしさがハンパねえ!こんなもん、なかなか食べられないぞ!
特別大サービス。一番上の甘いところをどうぞ。
かぶり。
皿を自分にいっぱい引き寄せて、離しません。
がぶがぶ、がぶがぶ。
止まりません。
目をお見せできないのが残念ですが、一点見つめて無心で食べてます。やばい、スイカに取り憑かれてるぞ。危うく大人サイズのひと切れ食べられそうになり、さすがにストップいれました。
残りを主人が食べていると、羨ましそうにじーっと見つめます。そして、食べ終わった皮を主人からもぎ取りました。
カリカリ、カリカリ。
すこーし残っている赤いところを丁寧に、最後の最後まで楽しんでおりました。高級だもんね、青いところギリギリまで美味しいよね。
このあと、2日に1回のペースでスイカを食べさせることになったのですが、息子は飽きることなく毎回嬉しそうに食べています。
スイカを愛する者、スイカ箱も愛す
さて、初日に青いところギリギリまで食べ尽くした後の話。
たらふく食べて満足したあとは、スイカが入っていたダンボールが気になるご様子。ダンボールを私に差し出して、ゴニョゴニョと何かを訴えてくる。
なになに?入ってみたいって?
うんまぁいいけど、どうかなぁ。入れるかな~
すっぽり。
な、な、なんじゃこのジャストフィットぉぉおお…!!
思いがけないフィット感に本人もめちゃくちゃ嬉しそう。
箱ごとひっぱって家中行ったり来たりすると、キャーーー!とそれはそれは大喜び。
この日から、このスイカ号は息子の大のお気に入りになりました。保育園から帰るなり、スイカ号を両手に抱えて、乗せろやいと訴えてきます。乗るやいなや、今度は走らせろやいと。
走らせるの結構ハードワークなんですけど…毎日家の中何往復もさせられ、筋肉痛に苦しんだのは言うまでもない。
それでも息子がめちゃくちゃ楽しそうなので、がんばってお付き合いしてます。遊び疲れたら最後は終点・ねんね駅に到着して、箱からベッドへ。の、ルーティーンです。ほんと、毎日寝る直前までずっと遊ぶくらい気に入ってしまいました。
そして、語り継がれる夏になる
保育園の給食、そして母からの贈り物によって、息子はこの夏、大好きな食べ物に出会いました。
将来、プロフィールに「好きな食べ物」のところに「スイカ」って書くのかな。
友達と好きな食べ物トークするとき、1歳のときから好きだったらしくて〜好きすぎて箱までお気に入りだったらしいんだわ〜とか話すのかな。
今年の夏は、息子の生涯語り継がれる夏になりそうだ。
今日もスイカを頬張る息子を見ながら、勝手にそんなことを想うのでした。
高級スイカ、実は私もドハマりした。
実家におかわり頼みました。