ナンバー2 代表 川田隆司

経営者として13年間、経営者のナンバー2として15年間中小企業の経営に携わってきました…

ナンバー2 代表 川田隆司

経営者として13年間、経営者のナンバー2として15年間中小企業の経営に携わってきました。これからの未来を担う次世代の経営者・フリーランス・経営者を支えるナンバー2・マネジメントに携わる企業内若手リーダーに実践的なノウハウを伝承していきたいと思っています。

最近の記事

#10 できるナンバー2が会社を変える、経営チームの作り方

「会社を変革したいが、古い体制を打破するのが難しい」、「古くから会社を支える社員の反発を感じる」と、悩んでいる経営者やナンバー2も多いのではないでしょうか? かつては、私もナンバー2として本気で改革に取り組み、経営チームを作り上げてきました。その経験を通して、「会社を守り、次世代を守るため、ナンバー2が果たす役割は大きい」と確信しています。 今回は、会社を改革しようという覚悟のある人に、変化を恐れない経営チームを作ってほしいという想いから、私の経験をもとに、ナンバー2を経

    • #09 柔軟な行動は、覚悟から生まれる

      経営を担うナンバー2には、過去の成功にしがみつかない、柔軟な考え方や行動が求められます。しかし、経験を重ね、ベテランになればなるほど、新しいことを受け入れにくくなることも多いのではないでしょうか? ナンバー2には、自分の柔軟さを阻むものに気づき、変化を恐れず行動する覚悟を身に着けてもらいたい。そこで今回は、柔軟な考え方と、変化を恐れない覚悟についてお伝えします。 柔軟な考え方がなぜ大事なのか私の持論に「時代の変化で潰れる会社はー社もないけれど、時代の変化に対応できなかった

      • #08 ナンバー2とサポーターは何が違うのか?

        「私は人を支えたい、サポートしたいです」と言えば、なんだか良いように聞こえますよね。でも、ナンバー2が人や会社を押し上げるのと、サポーターとして支えるのとには、大きな違いがあると言い切ることができます。今回は、ナンバー2とサポーターの違いについて紹介します。 覚悟のないサポーターがなぜ増えたのか 私が経営者として面接をしていた頃のこと。 面接の場で20代前半の求職者に「何が得意ですか?」を質問すると「人を影から支えることが得意です」という答えを言う人がほとんどでした。

        • #07 できるナンバー2は行動と意思決定が速い

          ビジネスにおいては、とにかく行動することがチャンスを広げていきます。 いくら頭で考えていても、実際に挑戦しなければいつまでたっても自転車には乗れるようになりません。ビジネスにも同じことが言えると思っています。 「遅い行動はビジネスではマイナスでしかない」 考えているだけで時間を浪費する人が多いのですが、経営の実務を担う”できるナンバー2”には、行動と意思決定が速いという特徴があります。 なぜ意思決定に速さが重要なのか 例えば、お客さんからクレームや苦情があったとき、

        #10 できるナンバー2が会社を変える、経営チームの作り方

          #06 ナンバー2に求められる論語とソロバン

          ナンバー2には、「大義=論語」と「経済=ソロバン」の両方が必要です。 トップは「大義=論語」を強く打ち出す存在。大義に共感すると同時に、会社の経営を成り立たせる「経済=ソロバン」にも力を注ぐのがナンバー2です。 私の経営経験において、論語とソロバンのちょうどいいバランスは、トップが「論語8割・ソロバン2割」、ナンバー2が「論語2割・ソロバン8割」で行動している状態だと考えています。 トップとナンバー2を足すと、論語とソロバンの割合が「10:10」になり、会社もバランスよ

          #06 ナンバー2に求められる論語とソロバン

          #05 ナンバー2として判断をする基準は4つの段階で考える

          私は、人の思考には4つの段階があると考えています。 まずは自分がどの段階で思考しているかを知るために、次の場面を想像してみてください。 「なんで自分の前に立つのだろう」「元気だったらすぐに席を譲るけど、今日は立ち上がる力もないほど疲れている...」など、どうしたらいいのかと葛藤もあるのではないでしょうか。 意思決定が必要な場面で、ナンバー2の理論で大切にしているのは、4つの思考の一番上の段階を目指し、美しい行動をとることです。 今回の記事では、思考の段階とは何か、ナンバ

          #05 ナンバー2として判断をする基準は4つの段階で考える

          #04 受け取りたければ、心のスペースを空ける

          相手の意見を受け入れたり、新しい知識や考え方を実践できる人は、心のスペースに余裕がある人だと私は考えています。 例えば、「ナンバー2理論を教えてください!」と言う方に対して、「〇〇を実践してみると良いですよ」とアドバイスをしても「でも、◯◯だから...」と行動できない理由を口にする方がおられます。 受け取るために大切なのは、心のスペースを空ける、そして「器」を広げるということ。心のスペースがいっぱいの状態では、新しい意見や価値観を受け入れることが難しくなるのです。 心の

          #04 受け取りたければ、心のスペースを空ける

          #03 ナンバー2が会社を進化させるために必要な「ハマグリ理論」

          ナンバー2が、時代の流れに対応できないと会社は潰れてしまう。これはナンバー2として、組織の中で実務を取り仕切ってきた私の実感です。 会社とは人そのもの。 ナンバー2に求められるのは、常に新しい考えを取り入れながら自分自身が変わっていくことです。変われない人の多くは、新しい考えや物事を取り入れていないからだと思っています。 そこで私が編み出したのが、「ハマグリ理論」です。 今回のnoteでは、「ハマグリ理論」とは何か、時代の変化に対応することにどのように役立つのか?を詳

          #03 ナンバー2が会社を進化させるために必要な「ハマグリ理論」

          #02 ナンバー2は社内で育成することができるのか?

          「ナンバー2を社内で育成したいのです」 経営者からこのような相談を受けることがよくあります。 社内で育成するのが良いのか、外部人材で見つける方が良いのか...経営者の悩みの1つかもしれません。 私の結論は『ナンバー2は見つける』人材であるということです。 なぜならば、ナンバー2に向いている人材には、ある素養が必要だからです。 今回のnoteでは、ナンバー2に必要な素養と、ナンバー2として必要な思考やスキルをお伝えしたいと思います。 ナンバー2に向いている素養 まずナンバ

          #02 ナンバー2は社内で育成することができるのか?

          #01 組織の成長には「ナンバー2」の存在が欠かせない。

          50歳で入社し、3か月で退職するつもりで入社した会社。 気づけば17年経っていました。 軽い気持ちで入社した会社に、これほどまで愛情を持てた理由。それは、会社で出会った経営者の人間性とビジョンに共感し、『ナンバー2』という自分の役割を全うし続けられたからです。 どうして私がナンバー2になったのか、そこには経営者との関係が大きく影響しています。今回は、私がなぜナンバー2になったのか、ナンバー2について発信する理由と、自分に起きた変化を振り返ってみます。 経営や組織づくりに

          #01 組織の成長には「ナンバー2」の存在が欠かせない。