Junichi Yoshida

Junichi Yoshida

最近の記事

【海外の人たちと、一緒に働く時にあたって】

まず「私たちは常に差別の意識を抱えている」 という前提を理解し、受け止める必要があります。 なぜなら、私たちは自分と他人を、さまざまな 「違い」から、分けへだてするからです。 意識的にせよ、無意識にせよ。 もちろん、この意識は日本人同士もあります。 自分自身もまた、差別する側にも、差別される側にも、簡単に変わります。 海外の人が相手になると、その意識が顕在化、つまり「表に出やすくなる」というだけです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 昨日は、「外国人の雇

    • スマートな目標に不可欠なこと〜目標設定

      『みんな、数字を追う虚しさに気づき始めている』 上手いな。 そう思うキャッチコピーを見つけたのは、書店の本棚でした。平積みされた新刊本に巻かれた帯の言葉は、本自体のテーマを分かりやすく翻訳しつつ、 この本の内容に関心がありそうな来店客の目線をとらえる(キャチする)という目的にも機能する秀逸なコピーでした。 春、4月だなあ。 まだ桜が開花しない北海道で、ふとそんな事が思い浮かぶのは日常の会話で飛び交う、こんな言葉が増えたからだと思います。 「今期の目標は?」 「上

      • 書くことで一番大切なこと〜美味しい珈琲との共通点

        スタッフさん達がイチオシという珈琲豆は、プーアル茶で有名な雲南省が産地でした。 そのひと言が、決め手でした。お仕事の打ち合わせが終わり、帰り際に立ち寄ったカフェ。イチオシと言われると、他のメニューより魅力的に聴こえてしまったためか、迷わず飲んだことの無い、中国の珈琲をオーダーしました。 もともとは、日本のようにお茶の文化が根強い中国。その中で近年、急拡大したコーヒー市場はまだまだ新しい食文化とか。 スタッフさん達がイチオシという珈琲豆は、プーアル茶で有名な雲南省が産地で

        • 事例の街角 フードトラック

          【事例の街角】 「明後日は留萌(るもい)に行きます😄」 そう語る店主があまりにも楽しそうで、 ついつい話しこんでしまいました。 『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』 という映画を観て以来、すっかり気になる存在 となったフードトラック。 以前は出張先の東京で並んでみたり、 その後はいろんなご縁やきっかけから、 お仕事で関わらせてもらったことも ありましたが、 最近は札幌の街中でも、以前より 頻繁に見かけるようになりましたね。 「ワンハンドピッツァ、美味しそうです

        【海外の人たちと、一緒に働く時にあたって】

          【私的読書案内①】SHOE DOG

          もう4年前なのか〜、と思うほど インパクトある読後感を今も ありありと覚えています。 お世話になり続けたブランド は違うので恐縮ですが、 創造と狂気は紙一重であり、 そのギリギリの綱渡りこそが ベンチャー企業の経営だ、 という事実をこれほど突きつけてくる ビジネス書は他に無いでしょう。  SHOE DOGとは、 日本語に翻訳すると「靴バカ」。 創業者をふくめ、その靴バカ5人組が作った のが、NIKEというブランド。 この本はNIKEが創業から株式上場を遂げる ま

          【私的読書案内①】SHOE DOG

          問題解決型の能力、組織は作れない

          最近の個人的な仮説として、 問題解決の能力や課題解決型の組織は 「作る」ものでは、ないのでは? と思っています。 問題解決の能力は 実際に問題を解決しないと 身につかない。 また課題解決能力を備えた組織 になるには まず課題は何か?と気づき、腹落ちし、 実際に解決しようと一歩を踏み出す ところから「生まれる」ものでは? というのが仮説。この記事のように。 そこには生々しい感情とリアルな行動が ともなう。スマートさとは反対側にある話。 だって人間だもの。組織も人間の

          問題解決型の能力、組織は作れない

          集客やブランディングにつながる〇〇

          「お久しぶりです ^_^」 オーダー後のお渡しで、 スタッフさんの笑顔とそんなひと言 もいただきました! 本日はご近所のカフェでランチタイム しながらデスクワークと思いつつ 月末だ!仕事モード120%だ! という気持ちが、パッと 晴れました☀️ 「覚えていてくれて、  ありがとうございます😊」 思わず御礼を言いました。 コレコレ、これなんですよー、 大切なのは。 「どうしたら集客できますか?」 「ブランディングしたいのですが  どうしたら良いですか?」 お仕事

          集客やブランディングにつながる〇〇

          ろくでなしブルース(コンサル失敗談編)  

          「ちょっとコレを読んで、吉田さんの  感想を聞かせて」 以前、とある企業にお伺いした時のこと。 お会いした役員の方から見せて頂いたのは、 A4一枚のフォーマットにびっしりと 文章が記載されたレポートでした。 なんでも社内研修の後、 管理職の方に課している 課題レポートとのことでした。 「研修の振り返りとして、 今期の自分自身のマネジメント業務に  関する課題と取り組み、現状の成果を 具体的に記載してください」 というようなことを問う設問に対し、 書かれた文章を一読。

          ろくでなしブルース(コンサル失敗談編)  

          ジャーナリストとライターの違いって、考えたことある?

          「ジャーナリストとライターの違い、って考えたことある?」 20代の頃、徒弟修行のような形で潜り込んだスポーツライターの塾に通っていた。ある時、プロライターの師匠が集まった弟子たちに問いかけた。 弟子のほとんどがプロデビューを志すライターの卵たちで、いっぱしの見識や文章を書く力はあったが、師匠の問いに即答できる者はいなかった。 弟子たちの様子を見て、師匠がまた話し始めた。取材やインタビューの現場へ行くと、自分のことを「スポーツジャーナリスト」と紹介する人もいれば、「スポー

          ジャーナリストとライターの違いって、考えたことある?

          ラムと音楽 ー 本当の大人になるということー

          それはいつも通りの風景であり、 また、特別なひと時だった。 その日、店のカウンターに座る ゲストの面々は、著名なジャズバンド のメンバー。 だが、今日の彼らは演奏どころか 楽器を手にしてすらいない。 店主にレコードをリクエストする他は、 喋りもせず、時おりグラスに注がれた ラム酒を口にしながら、 スピーカーから流れる音楽に じっと耳を傾けている。 気がつけば、数時間が経過して いた。そして、曲の合間にメンバー の一人が、また同じ呟きを繰り返す。

          ラムと音楽 ー 本当の大人になるということー

          旅のひと時を味わう店

          カウンターに座ると、誰もがふと、 自分が「夢見た旅」を思い出す。 札幌にはそんな店がある。 「ジャマイカのファルマウス、海は綺麗だしキングストンより安全だよね。 ビーチはキューバの方が綺麗だけど。 やっぱり民度の違いかな」 ジャマイカの女性名が付いた店名がきっかけになったのか、常連客が旅先の思い出話を語り始めた。 この店では、よく見かける光景。聞き慣れないジャマイカの地名に興味を覚えると、店主が店のショップカードを1枚差し出して教えてくれた。 「この写真に

          旅のひと時を味わう店

          自粛と成熟

          『今、私達に出来ることを  一人ひとりが考え、動き出しました。 小さな提案ですが、大きな一歩です。 どうぞ心に平和のシンボルを』   そうメッセージが刻まれた、 小さなパネルを行きつけの cafeで見つけた。 「今日は、コーヒーじゃないんですね?」 顔馴染みの店員さんから、 そう声を掛けられる。 「ちょっと疲れている時は、気付け薬  にエスプレッソを飲みたくなって」 「じゃあ、『フラット・ブラック』を  試してみませんか?」 このお店オリジ

          自粛と成熟

          コロナにならないための漢方対策

          「もう欠品するまで、売り尽くして!」 「それが世の中のため!」 「送料着払いでも売れます!」 教えてもらった瞬間、すぐに口から お節介な言葉が次々と飛び出しました。 「来週の院のチラシは、この特集で!」 「常連のお客様にはチラシ郵送を!」 院長先生の前で、スタッフさんに 何、口走ってんだか、自分。 しかも、お会計前に。笑 身体のメンテナンスでお世話になっている、 厚別区のはり灸整骨みのりの森治療院さん。 https://www.facebook

          コロナにならないための漢方対策

          お悩み解決!が儲かる時は、今

          「これ、プレゼント用に3本、買ってきてくれない?」 我が家の食卓で生まれた新たな売上。 日常のシーンにも、ビジネスのヒントは落ちています 話題になったのは、札幌・ススキノの  燻製専門店オズバルさんで販売されて いる、お店オリジナルの燻製醤油。 オーナーシェフの監修の元、ブレンド されたこの特製醤油、不思議なことに ほのかに燻製料理の香ばしい香りが 漂うお醤油です。 以前、お店でこの醤油で頂いたお刺身や料理の数々で驚きのあまり、ついつい 欲しくなった逸品。 つい

          お悩み解決!が儲かる時は、今

          貢献と公共性が反響を生む

          「プレスリリースなどでメディアの方にも連絡したら、いかがですか?今の状況だからこそ、メディアも関心を持つと思います。それほど反響があるはずの、お取り組みですよ」 お店のFacebookを見てお伺いしたのは、札幌市清田区の人気洋菓子店ドルチェ・ビータさん。 ホワイトデーのお買い物に加えて、 お店のFacebookで拝見したお取り組みを見て、心動かされたからです。 それが、こちら。 コロナウイルス感染拡大の影響で、全国の学校が一斉休校になった影響もあり、困ってしまったのが

          貢献と公共性が反響を生む

          お客様の「困っていること」に目を向けよう

          「もしかして、今、売れてません?」 北海道にコロナ感染拡大を防ぐ 非常事態宣言が発動中の先週、 いつも通う大好きなカフェで ふと気づきました。 あれ?棚に置かれたコーヒー豆が 少ないぞ? 「はい、そうなんです。特に  季節限定の豆は完売ですね。  贈り物用の需要もあります」 次の日、別のカフェのオーナーに お会いしました。 「もう店内はガラガラ。飲食店は  大変よー。今の時代にやるもんじゃ  ないよー」 と、最初はボヤいていらっしゃいましたが、

          お客様の「困っていること」に目を向けよう