映画ドラマの感想『デッドロック 〜女刑事の事件簿(Deadloch)』
(ネタバレあります予告編動画)
素晴らしい
ミステリーとして一級品だった。
LGBTネタを扱う作品が欧米で増え始めてるが正直、思想の押し付けや説教をするモノが多々あり途中で見てられない作品もあるがこれは違う。
主要キャストや住人全体から発せられる強烈な下ネタとブラックジョークが押し付けや説教を上手く緩和してる。この手法は素晴らしい。
嫌味や臭味をほぼ感じなかった。
上質に調理された魚料理のようだ。
ミステリーも素晴らしい、視聴者を上手くミスリードするギミックも効いてる。
アメリカドラマで鉄板の黒人差別とはまた違ったマイノリティの文化をあえて自虐的に茶化すことで興味と人物に深みが出る。
面白い映画の面白い脚本は登場人物が全て魅力的で面白い、これがこのドラマに全て当てはまる。基本中の基本なのだがこれが難しい。
男性と女性の対立、先住民と移住民の対立、LGBT問題、ヘタクソがこれを扱うとほんとつまらない内容になるこれらのテーマが全て入って面白いのは稀。脚本書いた人間は素晴らしい。
日系人のデカ目(アビー)の扱いも良かった。旧来、この手のポジションの扱いは主役の道筋を乱す迷惑系キャラだったが一転して主人公たちを導く
有能キャラを時々発揮するは新しい。
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