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急性膵炎② 内臓の火事が起きている

救急外来についてから、レントゲン、CT、MRIへのそれぞれの場所移動、ストレッチャーが魔法の絨毯かと思うスムーズさで、プロフェッショナルってこういうことなんだなぁ...とぼんやり考えていた。
痛みは一向に治りません。

先生「お酒どれくらい飲みますか?」
私「ワ、ワイン一本くらいです」(もっとです)
先生「ワイン一本て、どれくらいかなぁ」と独り言
私の心の中「えーーーーー!!!!ワイン飲まないんですか?」

診断は、急性膵炎、脂肪肝も数値が高いとのこと。
先生「膵臓は消化酵素を出しているんだけど、何かのきっかけで、自分を消化し始めて溶かしていく、これが膵炎なんだけど、膵炎てとても怖くて、他の内臓にも炎症が広がると、最終的に死に至ることもあるとても怖い病気なんです」
「内臓全体の火事ね」
か、火事、私の内臓が燃えてる...
とにかく、今は生きてるから、大丈夫と自分を鼓舞しながら、病棟へ移りました。
この時点で、18時頃、痛みは全く治らず、痛み止めの点滴もきかず...
面会に来てくれた長女が、手を握りしめてくれて「ママの手は、いつもあったかいのに冷たい、可哀想」その言葉に涙しました。
この後、眠れない夜が待っているとも知らず...
(つづきます)

ワインのくだりは、入院中の担当の先生とも同じやりとりがありました。先生って、ワイン飲まないのかな、ワイン飲まない人と分かり合えるかな、心細くなってきた。




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ぬまづのあお
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