高専生の世界を広げるって?
こんばんは、萩原です。
今日の記事は僕の個人的な体験を交えて、NIT2.0が何故高専生の世界を広げたいなんて言っているのかを書いてみました。
昨日、こんなツイートをしました。
あまり、「強い高専生」とか「弱い高専生」とかそういう言葉は使いたくないのですが許して下さい。
4年半程、高専で生活してきました。基礎の基礎とはいえ、1年生の頃から専門分野の授業を受けることができるのが高専です。
なんとなくプログラミングに興味があったくらいで高専に来た僕は、高専の授業で初めてプログラミングに触れました。
Cで書いたHello Worldのプログラムをコンパイルして実行できたときはプログラミング楽しいじゃん!と思いました。
がしかし、授業外でプログラムを書くほどのモチベーションは当時の僕には全くなく、授業外でも手を動かしている人たちとの差はどんどん開いていきました。
3年生くらいになると、「ああ、自分はプログラムを全然書けないしできる人たちには追いつけない。もうダメだ。」って感じになり、プログラミングだけでなく専門の授業も苦痛に感じるようになってきました。
一度こうなってしまうともう大変で、もう一度立ち上がるのはとても苦しいです。
このような経験、他の学科でも似たような感覚を味わったことがある人はいるんじゃないでしょうか。
僕の場合はこうなってからアウトプットに対する恐怖心を感じるようになってしまい、「プログラムを書けないのに、プログラムを書きたくないから手を動かせず、どんどんプログラムが書けなくなる」という地獄のような負のループに陥りました。
過去の僕の何が悪かったかというと、途中でめちゃくちゃ凄い人と自分を比べて、自分は駄目だと信じ込んでしまったことだと思います。
これは個人的な感想ですが、そういう人たちと自分を比べて自己嫌悪に陥ったところで良いことってほとんどないと思います。
最近感じているのは、高専の中で凄い人って実は社会に出てもめちゃくちゃ凄い人なんじゃないか?ってことです。
でも、高専で受け身で生活していると、閉鎖的な環境故にそんなことに気づける人は中々いません。気づけた人はラッキーだと思います。
さあ、前置きが長くなりすぎてしまいました。ここでやっとタイトル回収です。
そこでNIT2.0は、「自分なんか」とか「僕には無理だ」と思っている人たちの中から、「やってみようかなぁ」とか「何か始めてみたら変わった」とか言ってくれる人たちが少しでも増えたら幸せだなと考えて活動しています。
沼津高専生の世界を広げたい。
勉強に限らず、自分から一歩踏み出して外の世界のことを知ろうとしてみることってとても勇気がいるけど、そこで得た経験はきっと無駄にはならないと思います。
この記事を読んで何か自分も挑戦してみたいと思ってくれた人がいたら嬉しいです。