信仰にまつわる覚え書き
わたしはこれまで、衰退しゆく一方の教会をどうやって盛り上げていくか、そのことばかり考えてきました。ちょうど、池口龍法師が、フリースタイルな僧侶たちという運動で、寺興しに懸命に取り組んできたことに通じます。わたしは無職の頃、彼のお寺に行ったこともあります。それは何かのイベントで、妻といっしょに行きました。さまざまな宗派のお坊さんや、一般の方も参加していました。一人ひとり、お寺の備品である木魚をお借りして、みんなでいっしょに「なんまいだー(南無阿弥陀仏)」と唱えながら、ひたすら木