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生きること、死ぬこと、そのむこう

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牧師として、人の生死や生きづらさの問題について、できるだけ無宗教の人とも分かちあえるようなエッセーを書いています。一度ご購入頂きますと、過去の記事、今後更新される記事の全てをご覧…
このマガジンの記事を踏み台に、「そういえば、生きてるってなんだろう?」と考えを深めて頂ければ幸いで…
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記事一覧

顔の記憶

印象に残る人といえば、印象に残る顔である。たいていは。ましてや、誰かを好きになってしまっ…

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立場をわきまえず語る

このところ、自らの性的な欲望について語り続けている。書きたいことは今、それしかない。 と…

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まなざしが手足を侵蝕する

心の中でなにを想おうが自由である。イエスがよけいなことを言ったせいで、人は悩まなくてもよ…

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ギャラリーストーカーという言葉を知る。

ギャラリーストーカーという言葉を知った。ギャラリー(画廊)や美術系の学校など、無料で作品…

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わたしのなかの偶像

わたしには、恋愛対象とは思っていない人から言い寄られて心苦しく思ったり、気持ち悪く感じた…

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なぜセクハラをするのは若者よりおっさんなのか

わたしは、セクシャルハラスメントを自分ごととして考えている。倫理的に潔白でありたいからで…

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聖書のストーカー

中年男性の性について語ってきたが、性に悶え、悩み苦しむのは彼らだけではない。若い男性もそうである。彼らはニュースで報じられるような、地位ある立場からセクハラをすることはできない。だが、惚れ込んだ女性のことで思いつめるあまり、その女性につきまとい、暴力を振るってしまうことはある。ストーカー事件である。 ストーカーという言葉こそなかったが、はるかな昔から人類は、というよりも男性は、おのれの性欲に苦しみ、しばしば道を踏み外してきたようだ。じつは聖書にもストーカーはいる。じつに、紀

隣人の欲望こそわたしの欲望

それにしてもイエスの言葉の、なんと厳格で、実行の難しい言葉であろうか。独身の頃は、結婚す…

健全な宗教内のカルト

カルトの宗教と、そうでない宗教とのちがいは何だろう。いつもそれを考える。たとえば、カルト…

窃視そして欲情

教会に来た女性と、男性の欲望、というか、わたしの性的欲望の話をした。あらかじめお断りして…

信仰にまつわる覚え書き

わたしはこれまで、衰退しゆく一方の教会をどうやって盛り上げていくか、そのことばかり考えて…

性のズレ

今年、精神科病院における、看護師による患者への虐待が、内部告発により発覚した。そのときに…

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プールサイドから、どぼん

「あなたがたのうちの誰が、思い煩ったからといって、寿命を僅かでも延ばすことができようか。…

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限界にぶつかったこと。イエスに再度「行け」と言われたこと。

'イエスはそこをたち、通りがかりに、マタイという人が収税所に座っているのを見かけて、「わたしに従いなさい」と言われた。彼は立ち上がってイエスに従った。 イエスがその家で食事をしておられたときのことである。徴税人や罪人も大勢やって来て、イエスや弟子たちと同席していた。 ファリサイ派の人々はこれを見て、弟子たちに、「なぜ、あなたたちの先生は徴税人や罪人と一緒に食事をするのか」と言った。 イエスはこれを聞いて言われた。「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。 『わたしが

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