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10代をともにした音楽①

どうも、関西を中心に舞台俳優として活動しているぬまたぬまこです。
音楽が好きです。

ということで、今回は私が10代をともにした音楽について書きます。
個人的な思い出を交えたり交えなかったりしながら、好きな曲を挙げていきます。

曲の解釈も音楽理論も、自信はありません。
全ての文章に「(の、ように思う。)」などと追加しながら読んでいただけると幸いです。

第二弾を書くかは分かりませんが、他にもたくさんの音楽とともに10代を過ごしたので、タイトルには①とつけました。


邦楽編

teen's/andymori

小山田壮平が、10代の頃に作った曲。
大人への憤りを、彼らしく社会問題や世界情勢と絡めながら歌っている。

この曲は、Aメロ(Bメジャー)とサビ(C♯メジャー)を繰り返している。
私には、この転調こそが「大人になること」を表しているように聴こえる。
Aメロが少年なら、サビは大人。そして彼は、大人になることに抵抗し続けている。

しかし、下の歌詞のあと、二度とBメジャーには戻ってこなくなる。

生まれていたサディズムに気づかないふりをした
人の傷を楽しむ自分を押し殺した

teen's/andymori
(作詞:小山田壮平)

三拍子を刻むドラムはまるで鼓動のようだ。
まったく狂いはないのに、今にも暴れ出しそうな何かを抑えているような不安定さを感じる。
それがとうとう崩壊するのが、この曲のラスト。
さっきまで鼓動だったドラムは、機関銃を撃つような音に変わる。
あるいは、歌詞にも出てくる「爆弾の雨」にも聴こえる。

19歳最初の日と、19歳最後の日はこの曲を聴こうと決めていて、実際に聴いたのを覚えている。

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