詩/ミディアムポエム:テーブル

テーブル
夕日を洗うような
四つの滝の真ん中は
いつも
とおい記憶のはきだめだ
水煙は立ち上がり
子どものからだは霞んでいる
白鍵のないピアノは
きっと遊戯にはむかないよ
目のくぼちに手を伸ばせば
水のひと粒ひと粒がいま
渇いていくところだ
砂時計の滝
きみは
いつからそこに
埋まっていたのかな

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