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10歳で前十字靭帯損傷#4〜弱音を吐いてもいいんだよ

息子がサッカーの試合で膝を負傷した時の記録を残しておこうと思います。子供の前十字靭帯損傷は珍しいと主治医もおっしゃっていたので、もし同じ症状でお困りの方の参考になると幸いです。

今回は引き続き精神面のフォローについて思ったことを書き残しておこうかと思います。

前回、街中で走り回ってる子供を見て涙してしまった話をしました。息子に同じような楽しい瞬間を味わせることができないことへの切なさ、そして何より本人がグッと堪えなければいけない無念さを思ってウルッときてしまいます。

息子はこれを毎日耐えて生活しなきゃなんだな…。週三日ぐらいある体育の時間、休み時間、放課後の場面場面で自分の運命に思いを巡らせるんだな…と思うと切なくなります。

と同時に、その気持ちの吐口を作ってあげないといけないなと思いました。

なので、どういう反応するかな?ちょっと不安だな…と思いつつ、思い切って私が体験したことをそのまま伝えてみることにしました。それで少しでも逃げ道ができれば良いなという思いで。

「今日、家族でアスレチックに行った話を聞いて、涙が出てきちゃったんだよね。◯◯も連れて行ってあげたかったと思って。

これから友達の輪の中に参加できず、いいな僕もやりたいな、でも膝が許してくれないから無理だ、悲しいなと思うことがたくさんあると思うけど、今みたいにお話ししていいからね。人と気持ちを話すと気持ちが軽くなることもあるからね。」

話の途中から息子はぎゅっとハグしてくれて、黙って話を聞いてくれました。

これで息子の吐口が作られたかどうか、は分かりません。膝前十字靭帯を損傷してほぼ経験値ゼロの親子なので少しずつ進んで行けたらいいなと思います。

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