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でんじろう先生、アキレス腱断裂
縄跳びやってるときに切れました。動画で見ただけですが、かなり嫌な音しましたね。
アキレス腱はヒラメ筋と腓腹筋の共同の腱です。人間最大の腱として有名ですが、アキレス腱断裂の場合は、外力による衝撃よりも切り返し動作やジャンプ動作で断裂しやすいです。
中学校の頃、体育の先生が走り幅跳びを見せてくれたんですが、その時も断裂してました。かわいそうだったので、砂に埋めずに保健室におんぶして運んだのが懐かしいです。
年齢も30代、40代に発症しやすいです。
身体の加齢に気づかず、昔のように運動する人が多いのでしょう。
一般人であれば、保存治療も選択肢はありますが、アスリートは早いうちに手術治療をするべきです。
予防は、ストレッチです。ここで一つコツがあります。
先ほど、アキレス腱は腓腹筋とヒラメ筋肉の共同腱といいました。そのため、腓腹筋とヒラメ筋を伸ばす必要性があります。
腓腹筋は、アキレス腱から膝関節をまたぐ筋肉です。対してヒラメ筋は膝関節をまたがない筋肉です。
つまり、膝を伸ばしてストレッチすれば腓腹筋のストラッチになり、膝を曲げたままストレッチすればヒラメ筋のストラッチになるってことです。
予防は大切です。片方のアキレス腱を切れば、もう片方を断裂するリスクが高くなるので、気をつけなくちゃ。
アキレス腱を切った人に話を聞くと、足首の後ろを誰かに蹴られたって答える人が多いほど、痛みが強いのが特徴です。
普通は歩けません。ただ、例外もあります。昔、酔った先輩が「反復横跳びで日本一になったことがある」と言って、反復横跳びをしてくれたことがあります。確かに早く、すごいなーと思っていたのですが、バーンと音が聞こえて、先輩はうずくまって動かなくなりました。アキレス腱が断裂しました。でも酔っていたので、足を引きずりながらハシゴしました。酔ってる時は特に気をつけて。
もしアキレス腱が切れたら診断しましょう。
まず、足首後ろが陥没してます。
基本的に底屈運動(つま先を伸ばす)ができなくなります。徒手検査としてトンプソンテストが用いられます。
①普通は伏臥位(うつ伏せ)で膝関節を90°屈曲した場合、足関節はやや底屈しますが、アキレス腱が断裂すると背屈します。
②第二者が下腿三頭筋を掴み、受傷者が足関節の底屈ができなくなります。
これがトンプソンテストです。
治療にはつま先立ちの状態をキープできるギプスで保存治療、強力な紐を4〜6本使用し、腱を結合する手術治療があります。
手術治療の場合、4週間ほどでリハビリを開始していいです。強力な結合であれば2週間ほどでリハビリを開始して良いです。
肩足立で底屈できるようになったら階段ダッシュとかやり始めてオッケーです!
でんじろう先生、元気ですか。僕は元気です。