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サマーミューザ2020: 日本フィルハーモニー交響楽団
2020年8月8日(土) 15:00- (アーカイブ視聴)
サマーミューザも残りわずか。普段はひと月に2回ぐらいしか行かないクラシックのライブ。今回は19日で17回!と言う、ある意味で密なライブのオンパレードだ。
今日のプログラムはレスピーギ リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲、武満徹 二次へ向かって、パルマ、ベートーヴェン 交響曲第1番。指揮は梅田敏明氏。武満徹は生誕90年、ベートーヴェンは生誕250年だ。
オープニングは弦楽合奏であるリュートのための古風な舞曲とアリア。イタリアの作曲家レスピーギの作品。彼の作品と言えばローマの松、祭り、噴水のローマ三部作が有名だが、この第3組曲も比較的ポピュラー。滑らかな弦楽合奏が4つの小品を奏でる。そしてラストは荘厳に。バロックの味を残した内声部が際立つった!
続いて武満作品。ギター 村治佳織、オーボエ・ダモーレ 松岡裕雅。インタビューで村治さんが話していたけど、凄く珍しい曲で、ステージ上のオケメンバーもほとんど初めてではないかと。ギターやオーボエ・ダモーレの旋律は懐かしさを感じるが、オケのパートは現代。不思議な感覚に落ちる。
ラストのベートーヴェン。今年のサマーミューザは生誕250年のベートーヴェンを意識して、第9番「合唱」以外の8つの交響曲を様々なオーケストラが奏でた。この交響曲第1番が8曲のうちのラストの演奏に。ハイドンやモーツァルトの影響を受けつつも、ベートーヴェンらしさが垣間見える。ベートーヴェンの原点?とも言える。日本フィルは安定の演奏。でも、生音で聴きたい。