たまに投げるならこんなボウリング場「たまなげ!」 227 群馬・Asama Valley
はじめに
このシリーズでは、特色のあるボウリング場を300場を目標に紹介していきます。もちろん、こたつに入った想像ではなく、実際にそのボウリング場でプレイしたものをお伝えします。
概要
非常に珍しい形態のボウリング場であるAsama Valleyです。
群馬県といっても、この辺りは北軽井沢という別荘地です。逆に、軽井沢と付いていますが長野県軽井沢町ではなく、群馬県嬬恋村にあるこの施設。軽井沢駅から北に18km行ったところにあります。
まさに別荘地そのもので、ここは浅間ハイランドパークというところです。ただし別荘所有者しか入れない別荘そのものは少し奥にあって、このボウリング場は誰でも利用が可能です。
このボウリング場、かつては北軽井沢ハイランドレーンという、普通の通年営業のボウリング場だったのですが、2020年に大幅に営業形態が変わります。基本的にはコ・ワーケーション施設としての営業に変わりました。しかしながらボウリングの設備は残されて、ゴールデンウィークと夏の一時期のみボウリング場の営業を行います。
年間の営業日数は30日弱しかなく、一般営業をしていて誰でも投げられる、たまなげの対象となるボウリング場の中で最も営業日数が少ないかと思います。
2024年の営業は8月18日まで。ホームページでは最新情報が掲載されないところ、情報はinstergramにて発信しています。
https://www.instagram.com/asama_highlandpark
レーンは1フロア分の天井の高さですが、ボウラーズベンチ手前は2階分あって、そこにミュージックビデオが投影されています。推し活ボウリング場としても使うことができそうです。
8レーンの設置で、日本ボウリング場協会・群馬県ボウリング場協会は非加盟。JB公認競技場にもなっていません。
1ゲーム料金は中学生以上は1ゲーム650円、小学生以下は500円。貸靴は350円で、パックはありません。リゾートであるならばこんなものでしょう。
なお、受付は土足でいいのですが、その後ボウラーズベンチは土足禁止で、靴は1番レーンの左にある下駄箱に入れることになっています。確かに北軽井沢は雪降る場所ですしベンチ土足NGというのはあるのですが、入口以外で集合型下駄箱ってところは珍しいです。
オートスコアラー
このボウリング場、オートスコアラーが極めて珍しいです。
スコアシートや機能を見るに、ベースはNTTデータなのでしょうけど、それにしては画面に出ている情報内容が他のNTTデータのオートスコアラーとも違うし、どこか違う開発会社が作っているような感じもするんですね。
操作盤はiPadになっていて、これも確かにNTTデータならありそうなものなのですけれど、スコア修正時に見ての通り、その段階であり得る数字しか光らないのは、むしろQubica AMFにあった機能です。
ストライク等のアニメーションも、ここだけのものが用意されています。
結構開発費用はかかるものだと思いますし、それが採用1場、しかも年間営業30日弱という状況は相当日当たり悪いですけれど、レア物見たさだけでも来る価値がありますね。
また、ピンデッキ内カメラもあるのですが、このカメラはどうもデジタル通信をしているのか、きれいだけども秒間コマ数が少なめでそこも独特です。
レーンコンディション
そしてこのレーン、他の方の体験記も見ていたのですが、みんな極めて難しいという感想で、私も大苦戦でした。
ウッドレーンのこのボウリング場、オイルは少なくて曲がりも小さいところ、ピンも跳ねにくいですが、何よりピンの飛び方が真横に行くか当たって真っすぐ飛ぶかの極端さで、斜めに飛ばしたい狙いが全く効きません。
そもそも狙いも定めづらい。スペアが極めて取れませんでした。
アプローチから眺める限りでは、荒れてるレーンには見えないのですけれど、高めの1ゲーム料金を重ねても得点を伸ばす糸口を掴めず、250余場投げた中でワースト10に入るローアベレージに終わりました。
点数伸びなかったところにはリベンジしたくなります。しかし年間30日…しかも東京方面からはちょっと遠い…次の機会、見つけられるでしょうか?