みんなでつくる「Co-Building」住宅キットNESTINGで自立再建を目指す”つくり手”というあたらしい支援のかたち
これまでの流れ
つくることを自分たちの手に戻す
震災後、仮設住宅は各地で建ち上がり、一時的な生活の場所は確保でき、どのようにして日常を取り戻していくか、またどのようにして住まいを再建していくか、復旧から復興のフェーズに現在移行しつつあると思っていた矢先の豪雨。二重被災した地域も多くある状況です。
特に今回の能登の二重災害においては、高齢化・過疎化の進行する半島部の市街地や集落が被災地となったこと、建物の倒壊だけでなく、火災、津波、液状化、さらに水害など多様な被害が重なり、広範囲に発生したことを踏まえると、その対応も地域特性や被害状況に応じた多様なものとする必要があると考えられます。
しかしながら、仮設住宅を建てるまでの流れは確立される中、大規模災害時における工事業者の不足や再建の遅れ、行政支援の限界、そして被災地への関心の薄れといった課題。さらに、住宅再建においては被災者が単独で動かなければならない状況が多く、その負担が被災者にのしかかっているのが現実です。
住宅再建においては、そもそも工事業者の数が少ないため、再建しようと思っても待つしかないというのが現状。仮に工事業者を見つけられたとしても数年待ちという話も耳にします。
残念ながら、2040年には大工が13万人になるという統計にもあるように、住宅を建て直すことすら難しい時代がきています。災害大国である日本において、まったく他人事ではないことを認識していただきたいと思っています。
VUILDはこの課題に対して、被災者自身やその周囲の友人、ボランティアの力を結集して再建する手法を確立することが、石川県や能登地域の求める「創造的復興」において有効な再建手法になりうるのではないかと考えています。
VUILDの「NESTING」というセルフビルド工法は、このような職人不足の状況下においても、被災者とボランティアの力で住宅を再建できると考えています。みんなでつくる「co-build」というコンセプトのもと生まれたこの手法を展開することで、現在能登地域が抱えている住宅復興の課題の解決に貢献できると考えています。
そんな背景から、VUILDの後押し、家族の賛同も得て「皆でつくる」ことを通じた自立再建型の復興住宅を実現するために、まずは実家の再建を通して、新規開発の「能登モデル」の実例をつくることに挑戦することにしました。
「つくり手」としての支援を募集しています
NESTINGは施主自らが友人や家族らと
「co-build(コビルド)」で家づくりを行います。
現地につくり手として
支援しに来てくださる方を探しています
家づくり、拠点づくりにチャレンジしてみたい、
という人なら、基本は誰でもウェルカムです◎
DIY経験のない女性や、お子さんと一緒に参加もした事例もあります
とはいえ、作業を進める人手としては、なるべく丸一日作業に参加していただけるのがベストです。午前中だけの参加、数時間の参加も、とてもありがたいですが、丸一日(9時~17時)作業が出来る方が嬉しいです。
【Co-Buildスケジュール】
基本作業は土日祝日の9時~18時を中心に進めていきます。
平日も来れる方いたら個別にご連絡いただけると嬉しいです!
【現場までのアクセス】
【宿泊について】
【持ってきてもらいたいもの】
【参加登録お願いします】
※保険には加入していますが、現場では怪我をしないように注意してご参加ください。特にお子様と参加していただく場合は、目を離さないようお願いいたします。
さいごに
VUILDが能登復興に関わり続けられるよう活動資金として、クラウドファンディングにも挑戦中。この取り組みを通じて、今後も起こるであろう大規模な災害時にも貢献できるよう、新たな復興住宅の建築手法を確立できたらと考えています。
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