本の処分どうする?捨てない!売らない!第三の選択肢
現在は本をほぼキンドルペーパーホワイトで読んでいます。
今まで溜め込んだ本は、捨てずに売らずに処分しました。
その方法は「本をスキャナーで読み込んで電子書籍化」です。
「自炊」とも言われます。
今回は私が実際に行った自炊の手順をお伝えします。
(買ったもの)
・スキャナー ScanSnap ix500 富士通 FI-IX500
・裁断機 カール事務機 替刃も必要
・カッターマット メーカーはプラス
・無水エタノール
・キムワイプ
スキャナーは楽天で2014年に41,800円で買った履歴が残っていました。
裁断機とカッターマットの履歴はありませんでしたが、多分2つで1万円くらいした記憶があります。
本の自炊手順
本の裁断
手で本を割いて1ページずつ分離する作業から始まります。
これがなかなかの力仕事で、何十冊とやっていると疲れてきます。
もっとも大変だったのが「ハードカバーの本」です。
背表紙にしっかり糸が縫い付けてありました。
一冊バラすだけで重労働です。
また気を遣ったのが雑誌です。
紙が薄いので変な方向に破れないように、カッターとカッターマットを使って慎重に切り離しました。
切り分けたら裁断機で断面を整えます。
スキャンの前に
スキャンの前にパソコンとつなげて設定します。
確か編集ソフトはアドビだったと思います。
いくつか試しスキャンをして、気に入った設定を保存します。
スキャン
スキャンは1冊ずつ行います。
カラーとモノクロ原稿を分けてスキャンしていきます。
パソコンでの作業
パソコンでカラーページとモノクロページを合わせます。
マンガだと「表紙(カラーページ含む)→モノクロページ→背表紙」と挿入して、本の形にします。
これを外付けHDDに保存して完成です。
読み込みエラー
「ページがくっついていて2枚同時に読み込んでしまったケース」でエラーが発生することが多かったです。
きちんと1ページずつ分離していなかったことが原因で、エラーはほぼ人間側のミスです。
カッターや裁断機でのりのついた部分を切り取って再度読み込みます。
スキャナーのお手入れ
取説では「1,000枚スキャンしたら清掃すること」となっていました。
長く使いたかったので、1,000枚〜1,200枚くらいスキャンしたあとは「キムワイプ」と「無水エタノール」でローラーを清掃しました。
スキャナーの寿命
確か2019年に売ったので5年使用したことになります。
売る前には「カタカタ」という音が気になりました。
けっこう大きな音です。
本来なら部品を交換しなくてはいけないのですが、あと少しでスキャンが終わるところだったのでだましだまし使いました。
スキャンした本は読む?
ほぼ読まないです(笑)
特に「役に立つかな?」と思った本はまったく読んでいません。
大好きだった小説とマンガ数冊だけ読み返しました。
もしかしたら私は「本を所有していること」に満足感を得ていたのかもしれないと思いました。
相当のお金と時間をかけて自炊しましたが、後悔はしていません。
本は電子書籍化されているものについては売るor捨てる、今後も絶対に電子書籍化されないっぽい本は残しました。
ちなみに昔の写真も電子化しました。
どうしても手元に残しておきたい写真は、そのまま残してあります。
基本は電子化、やむを得ない事情や思い入れがあるものはアナログで買う・残す現在のスタイルが出来上がりました。
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