医療にエビデンスと感動を(ジブン株式会社ビジネススクール #6)
こんにちは、Sonnyです。
今回は、ジブン株式会社ビジネススクールの課題についての記録になります。
10月分の課題に、マーケティングの神様と称されるコトラーの書籍「マーケティング4.0」の内容に自己のプロジェクトを照らし合わせて一致する部分を見つけたり、その内容にどうやったら近づけられるかを考えるとものがあります。
自分は医療従事者として働いるので、この本業に照らし合わせると病院に来てもらうマーケティングになってしまう。これは社会保障費や医療費の問題、日本全体的に見るといい話ではありません。そこで、今後自分が今のスキルをもとに独立していくことを目指した上で、今現在病院で働いている中で病院の中で得た所見をマーケティング4.0に照らし合わせて、言語化したいと思います。
♦︎病院における5A
コトラーのマーケティング4.0の中では、5つAについて解説されています。これが、認知・訴求・調査・行動・推奨です。
これらはカスタマー・ジャーニーとして、顧客の購買行動の一連を見ているもので、マーケティング戦略としては右に進めることを目的としています。
病院の中にいると対応する患者さんはすでに受診している方です。つまり、認知から調査までを終えており「行動」に移している人です。つまり、いかに自分が担当した患者さんを「推奨」に移行させるかが重要ということになります。
実際に実感値としてあり、自分が働くリハビリは、今まで経験がない人にとっては「医師に言われたからきました」という人がかなり多いです。初めから「リハビリしたいです」と前のめりなのは過去に経験があるか高齢者かという感じ。仮に病院を企業と考えるとリハビリの仕事は、行動から推奨に移すこと言い換えることができます。
これは、自分が独立したときにも重要な観点です。認知から調査までの過程は自分はやっていないとしっかりと認識した上で、いかに行動から推奨に移すことができるか。病院内で働く過程は、この過程の修行だと捉えています。
♦︎エビデンスよりも”ワォ”を求めてる
ぼくはこのnoteの中でたまにEBMの話しをします。これは根拠に基づいた医療を提供すべきという考え方です。
確かにエビデンスが重要で、根拠を持った医療は重要です。社会保険料から根出される医療費をテキトーなものに使われるのはよくありません。しかし、今回、これまで感じていて、マーケティング4.0を読んで整理できたことはエビデンスよりもワオであるということです。
医療を受ける側の患者は、提供される医療がエビデンスに則っていても全く効果がなければ価値を感じることはありません。たまに、効果云々ではなく、ただただ「リハビリ介入してほしい」と思っている人もいます。このような人たちに合わせていると、医療従事者として自分の価値を高めることができません。
比較的に疑いの目までいかなくとも無条件に信頼していない人がリハビリに流れたきた人を、次も来院してもらうようにするには、ある程度の”ワオ”が必要です。
医療従事者が生み出す社会的付加価値は、いかに”ワォ”を生み出す人間になることと自分自身で定義します。これはあくまでもリハビリに従事する人間ということです。
♦︎リハビリとしての付加価値
基本的に日本の医療は国民皆保険の中で稼働しているため、多くの人たちがあまり付加価値を見ることは内容に思います。今後、日本は団塊の世代が後期高齢者になり、さらに時代が進むと団塊のジュニア世代もその域に突入します。
こうなるとより若い世代が減っていると、より予防をもっと重要視していかないといけない。自分はこの問題に対して行動していくことにします。一般的にはあまり予防には興味がありません。しかし、”ワオ”を生み出すことができれば、人はさらに行動します。これが予防を広める上でも効果的に思うのです。
今回は、ここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。