見出し画像

FSEconomyでお仕事フライト #X-Plnae

最近、FSEconomyにアカウントを作成してみました。FSEconomyはマルチプラットフォームに対応したフライトシミュレーターのオンラインコミュニティで、シミュレーターの世界に経済の概念を導入します。

会員登録をしてパイロットになったら、機材をレンタルして仕事をこなして利益を得ます。そして集めた利益で将来は自分の航空機を購入したり、グランドサービスを提供して燃料代をもらうなど、様々な経済活動が行なえます。

ざっくりいうとEuro Track Simulatorのような概念をフライトシミュレーターに外部から導入する仕組みです。
私はフライトシミュレーターにそこまでゲーム性を求めていませんが、燃料の概念が強化されることで飛行前の燃料計算や飛行中の燃費、燃料を意識したフライトができる点でリアリティが得られると思ったので導入してみました。

小さなお仕事

FSEconomyのユーザーガイドによると、最初は小さなフライトをこなしたほうが良いそうです。小さい距離や使い慣れた機材のフライトをこなすと、失敗しても大きな損失になりません。

というわけで、今回請け負った仕事はいわて花巻空港から秋田にある大館能代空港まで人を運ぶ仕事です。乗客は1人で距離も短いのでC172をレンタルしました。

Genesis Passengerってどういう意味なんですかね。RJSIから旅を始める乗客ってこと・・・?

FSEconomy上で仕事を請け負ったらSimbrief上でフライトプランを作成、必要な燃料を計算します。今回は別の仕事のために給油を完了しましたが、Simbrief上で計算した燃料を元に必要な量を給油します。

もろもろ準備ができたらX-Plane用のFSEconomyクライアントとX-Planeを起動します。

フライトの時間

リアルタイムでプレイしていたので暗いですが、いわて花巻空港の駐機場からスタートしました。バッテリー類を起動してフライトプランを入力します。

花巻空港をRWY02で離陸し、HPE2Rで出発します。その後、南下してから秋田空港上空を経由して大館能代空港を目指します。着陸はRNAVでRWY29を予定しています。フライトプランの入力ができたらFSEconomyクライアントのActionメニューからStart Flightを選択して、フライトを開始します。

正しくフライトが開始された現在請け負っている仕事の情報がAssignmentsに表示されます。

それでは離陸します。花巻空港の滑走路はC172には十分な長さがあるので滑走路の真ん中くらいから離陸しました。

今回利用するHPE2Rは北向きに出発した後右旋回をして花巻空港上空を飛行します。周りに山も多いので、6000ftを目指す予定です。

しかし、C172の上昇能力と旋回能力を考えるとルート通りの旋回は不要です。そこで、ルートの途中でいきなり途中のウェイポイントを目指します。次のウェイポイントはHANKA地点だったので、G1000のFPLボタンを押してフライトプランを呼び出し、HANKAにカーソルを合わせてボタンを選び、ACTIVEを選択します。これでHANKA地点を直接目指します。

ただし途中にある黒森山を超えるため十分な高度に到達する必要があります。

さて、ショートカットしてHANKA地点を目指していましたが黒森山上空で十分な高度に到達しました。このまま秋田空港までは高い山もないので、直接秋田空港のVORであるUWEを目指します。

秋田空港に向けて進路を取り始めて山を超えたら次はもう大館能代空港の着陸コースに入ります。G1000のPROCを押してSELECT APPROACHを選択、RNAV Z RWY 29を選んでACTIVEにします。RNAVは高度3900ftからスタートするので降下を開始します。

ただし秋田空港の手前から侵入する関係上、手前にある大仏岳が邪魔です。この山はだいたい高度が3900ftなので山頂を超えるまでは高度5000ft以下に降りないようにします。

大仏岳を超えたら降下を開始し、3900ftを目指します。RNAVの入り口に到達したらG1000のAPRボタンを押してアプローチを開始します。すると自動的にRNAVのルールに則って高度を調整してくれます。

RNAVのルートに乗ると最後に左ターンがあります。ここで速度を落とします。着陸するときに45ノットくらいになるようにスロットルとフラップを使います。

いよいよ滑走路に正対しました。人によると思いますが、私は操縦が下手くそなので、1マイルくらい手前までオートパイロットを無効化しません。

十分に近づいたらオートパイロットを無効化してマニュアルで着陸します。できるだけ滑走路の中心を目指しますが、私はどちらかというとバウンドをしないように速度に気を配っています。暗くて分かりにくいですが滑走路の中心からずれてしまいました。

着陸したらブレーキを掛けて減速。駐機場を目指します。パーキングブレーキをかけたらFSEconomyクライアントのActionメニューからEnd Flightを選んでフライトを終わります。ちなみにFSEconomyクライアントのEnd Flights automaticallyにチェックを入れておくと、パーキングブレーキをかけて機体が完全に停止したら勝手にフライトが終了します。

今回のフライトログはVolantaから閲覧可能です。

図で起こすとこんな感じ。ピンクの線が予定されていたルートで緑の線が実際にとんだルートです。


フライト終了。報酬をもらう

フライトが終了すると自動的に報酬が送金されます。いくらもらえたかは、FSEconomyのLog画面で確認可能です。

今回、報酬の$741から飛行機のレンタル費用、地上サービスの利用費用、距離にかかる費用が差し引かれて$535.20となりました。レンタル時間がだいたい1時間なので時給$500以上です。現実でもそれくらい欲しい。

終わりと今後

FSEconomyでフライトを楽しみました。私もFSEconomyを始めたばかりなので、手探り状態です。まずはC172や小型機体でこなせる仕事をこなして慣れてきたら使い慣れたA321でできる仕事を探してみます。

燃料を意識したフライトもまた楽しいです。いつも入力したルート通りにフライトをしていたので、周りの地形を見ながらできるだけ最短経路で目的地を目指すための工夫が必要で刺激的です。ゆくゆくはATCのプラグインを併用してダイナミックにルートを変更して仕事の効率を上げたいです。

いいなと思ったら応援しよう!