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自己紹介
※2023年6月現在
はじめまして。内沼晋太郎と申します。
1. 何をしているのか
「本屋」です。人と本との出会いをつくる仕事をしています。
2003年、23歳のときに新卒で入った会社を2ヶ月半で退社して、20年ほどずっとそのような活動をしています。のちに、その活動のすべてを指すようなつもりで、「NUMABOOKS」という屋号と、「ブック・コーディネーター」という肩書をつけました。
世界に「本屋」を増やしたい、それらを多様で持続可能な営みにしたいと考えて活動しています。
自らプレイヤーとして実践をして、その経験で得たものを必要としている誰かのために生かしながら、また足りない実践をする、という繰り返しを大切にしています。
2. 主なプロジェクト
自ら実践している、主なプロジェクトをご紹介します。
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新刊書店「本屋B&B」(2012~)
東京・下北沢で直営している新刊書店です。大手取次トーハンの帳合ですが、見計らいの配本は受けず、自分たちがよいと思える本だけを選び、狭い空間の中にできるだけたくさんの本と出会えるように手間をかけて仕入れています。流通に乗っていないリトルプレスなども積極的に直取引をして多数取り扱っています。
「B&B」は「BOOKS&BEER」の略で、店内でビールをはじめとするドリンクを提供しています。また、著者のトークを中心としたイベントを、オープン以来毎日欠かさず開催しています。
2011年、クリエイティブディレクター/編集者の嶋浩一郎氏と意気投合し、氏が代表をつとめる博報堂ケトルと協業で、2012年にオープンしました。2回の移転を経て、2020年4月より現在の場所で営業しています。
http://bookandbeer.com
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日記専門店「日記屋 月日」(2020~)
日記を書くこと、読むことの面白さを伝える、日記の専門店です。古今東西の日記本や、日記のリトルプレスやzine、ヴィンテージの日記帳、オリジナルグッズなどを扱っています。毎日飲みたくなるコーヒーとビールも取り扱っています。
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出版社「NUMABOOKS」(2017~)
直営している出版社です。NUMABOOKSというのは自分たちの活動すべてをさす屋号なのですが、2017年から出版をスタートしたことで、出版社としての名前にもなりました。
直営のオンラインストアはこちらです。
NUMABOOKS出版部
現在までに下記のタイトルを出版しています。
2023
阿久津隆『読書の日記 InDesign/入籍/山口くん』
阿久津隆『読書の日記 本を出す/指を切る/お葬式』
2022
石濱匡雄(著)U-zhaan(監修)『ベンガル料理が食べたい』
2020
阿久津隆『読書の日記 本づくり/スープとパン/重力の虹』(2刷)
2019
滝口悠生『やがて忘れる過程の途中(アイオワ日記)』
石濱匡雄(著)U-zhaan(監修)『ベンガル料理はおいしい』(4刷)
2018
佐久間裕美子『My Little New York Times』
阿久津隆『読書の日記』
佐々木大輔『僕らのネクロマンシー』 ※直販のみで販売
2017
菅俊一『観察の練習』(10刷)
𠮷田昌平『新宿(コラージュ)』
Rethink Books(編)『今日の宿題』 ※本屋B&Bのみで販売
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株式会社バリューブックス 取締役(2015~)
長野県上田市に本社をかまえるインターネット古書店、株式会社バリューブックスの仕事をしています。2015年に社外取締役として入り、2021年より取締役をつとめています。
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株式会社散歩社 取締役(2019~)
2020年春、東京の下北沢から代田にかけて誕生し新しいエリア「BONUS TRACK」の運営に携わることになり、それをきっかけに小野裕之氏と立ち上げた、人と店と街にかかわる会社です。
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私塾「これからの本屋講座」(2014~)
広義の「本」を扱う人=「本屋」をめざす人のための講座です。全5回で内沼のこれまで手がけてきた仕事の裏側や、出版業界の仕組みを学んだ後、受講生それぞれがやりたい「本屋」のプランをプレゼンテーションし、そのアイデアや実現可能性をブラッシュアップしていきます。2014年から不定期で開催していて、現在14期までで200人ほどの卒業生がいます。
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「ASIA BOOK MARKET」(2017~)
韓国・台湾・香港を中心としたアジアの独立系の出版社や書店を約25団体招き、日本国内を合わせて約70団体とともに開催するブックマーケットです。大阪を拠点にローカル・カルチャーマガジン『IN/SECTS』を発行するLLCインセクツ代表の松村貴樹氏を中心に、台湾を中心にアジアの事情に明るい田中佑典氏、「本の未来を探す旅」シリーズの共著者である編集者の綾女欣伸氏らと共に、大阪・北加賀谷のクリエイティブセンター大阪(CCO)で開催しています。
3. 著書
いくつかの本を書いています。
単著
単著は、自分の実践してきたことが、他の誰かの役に立てばいいなと思って書いています。ここまで15年、ほぼ5年おきに3冊出すことができているので、5年くらい活動するとちょうど1冊書いて出せるくらいの何かが溜まっていくというのが、自分のペースなのだろうと思っています。
『これからの本屋読本』(4刷/NHK出版、2018)→韓国語版(2019)
『本の逆襲』(3刷/朝日出版社、2013)→韓国語版(2016)
『本の未来をつくる仕事/仕事の未来をつくる本』(品切重版未定/朝日新聞出版、2009)
共著
また、編集者の綾女欣伸さんとの共著で「本の未来を探す旅」というシリーズが現在、2冊出ています。インターネットが普及し、本や本屋が必ずしも生活に必要でなくなった現代においては、一定の読者がいるにもかかわらず言語人口が少ない国こそが出版の「課題先進国」ではないかという仮説のもと、アジアの独立系の書店や出版社を中心に、広く関係者の取材を続けています。
『本の未来を探す旅 台北』(朝日出版社、2018)→韓国語版(2020)
『本の未来を探す旅 ソウル』(朝日出版社、2017)→韓国語版(2018)
以下が比較的あたらしい本なので、よかったら読んでみてください。
4. プロフィール文
主に、メディア関係者やイベント主催者などの方向けに、プロフィール文を以下にまとめておきます。
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