中国広告紹介「アイデアが光!故宮口紅」
皆様こんにちは、
定期的に口内炎に苦しめられているソラです。
今回の本題に入る前に、みなさんにひとつ質問をさせてください!:
皆さんがいままで博物館を訪問した時、そこで何かオリジナルの記念グッズを購入したことはありますか?
日本の博物館のグッズは「はがき・キーホルダー・クリアファイル」などが多いイメージがありますね。残念ながら私は買い物の際に、商品の実用性やデザインがオシャレかどうかで判断するタイプなので、博物館のグッズコーナーを何回回ってもなかなかお気に入りの商品を見つけることができずに、結局手ぶらで帰ってしまいます。そしておそらく私と同じタイプの人もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
「何もわかってないな君!博物館の趣旨は歴史の「匂い」を感じるところ、ショッピングモールじゃないんだから!」と歴史オタクの皆さんからお𠮟りを受けてしまうかもしれませんが、中国でもっとも有名な博物館である紫禁城―「故宮博物院」は今まで様々なオリジナルグッズを発売し、爆買いが止まらない状況を何度も作り上げてきました。
そして今回の主人公はオリジナルグッズのうちのひとつ、「故宮口紅」をみなさんにご紹介させていただきます。
歴史の匂い&ファッションの最先端
北京の故宮は有名な「博物館」として世界的に知られていますが、実は創造産業(文化・クリエイティブグッズ)で年間15億元(約305億円)の売上をあげているオンラインショップでもあります。そして2018年に故宮博物館は「故宮口紅」という商品を作り出し、美容業界に参入し、ブームを巻き起こしました。
カラーバリエーションは全6種類でそれぞれ故宮博物館に実際に収蔵されている国宝に基づいている色になっており、パッケージもそれぞれ皇妃の衣装もしくはアクセサリーのデザインになっています。
この商品は発売後すぐにネットでバズり、合計10万本の「故宮口紅」はたった三日で売り切れとなりました。
一番オシャレな歴史グッズ、一番味のあるコスメ
新商品「故宮口紅」の発売に合わせて、故宮博物館は「一场历史与颜色的告白仪式」(これは、歴史と色彩の告白儀式である)という壮大さとロマンさが溢れるをキャッチコピーを作りだしました。「この故宮口紅を使えば、自分を『国宝』と同じ色に染めることができる!」、「ただの口紅ではなく、パッケージのデザインと口紅の色はそれぞれが6つの国宝の1つに呼応するように作られており、一つ一つのストーリーがある」などの宣伝によって、自国の歴史や伝統文化を愛す人の心理を刺激し、感情を動かすことができました。
一方、単なる文化を象徴する商品ではなく、独特なデザインと綺麗なカラーの組み合わせは深みがあり、高級ブランドの口紅にも劣らないため、商品としての実用性とクオリティーも高くなっています。
文化を商品に浸透させ、さらに心揺さぶるキャッチコピーを加えて、消費者の心をしっかり捉えて、購買意欲を上手に向上させました。そして、SNSの力を借りて、購入した消費者たちがブーストをかけました。
日本も歴史のある国ですから、日本の伝統文化を売りにする製品や企業も非常に多く存在しています。この故宮博物院の「故宮口紅」のような歴史を商品と上手く融合させ、斬新で日本ならではのオリジナルグッズを作ることが出来れば大きなムーブメントを起こせるではないかと思います!
さらにこれからインバウンドの再開で、日本好きな中国人が多数日本にやってくることが予想されていますので、商品爆売れの大チャンスがすぐそこまで来ています!、今のうちから準備しておかないとですね!
ですが中国人の好みや消費者心理を掴むのは容易な事ではありません!当社は
① 越境EC、インバウンドマーケティングを熟知しているセールス、プランナーチーム
② 中国人の動向を把握している市場分析チーム
③ 経験豊富なクリエイターたち熟知しているプロフェッショナル集団
によって中国ローカライズした商品開発のアドバイスからSNSを活用した広告、中国人に刺さるコンテンツ制作まで最適なご提案が可能です!。中国向けのマーケティングを行うなら、他社が動いていない今がチャンスです!!中国に向けて情報発信をご検討の皆様は、是非弊社にご相談ください!
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