2024年第13週まとめ
2024年第13週(3/25〜3/31)のまとめです。
出来事など
小林製薬の紅麹問題(3/26から公的機関で動き、3/29会見)
プロ野球開幕(3/29)
あとは特に印象に残っていない。
雨が多く憂鬱だった。
読書
テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想
ピーター・ティールやイーロン・マスクとかのテック系億万長者の、主流派リベラルとは一線を画した思想に迫る。
みたいな内容の本。
題材的には木澤佐登志さんが書き続けているものに近い感じだ。
それとは違った橘さんの持ち味としては3点あると感じられて、
「反・現代思想」みたいな経済学マインドが根っこにあるので、ドゥルーズの鬼子、バタイユ主義者ニック・ランドの暗黒啓蒙がどうのこうので……みたいな話は薄い
それとも関連するけれど、テック系の妖しげな思想を「極右」や「極左」の文脈じゃなく、左右(リベラル vs コミュニタリアン)の共通価値基盤そのものへの否定として特徴づけている。すなわち、「アンチ・リベラルデモクラシー」を「テクノ・リバタリアン」の核に見る
最近の「第二世代」(サム・アルトマン、ヴィタリック・ブテリン、サム・バンクマン=フリード)に触れていて、勉強になるとともに、彼らを「第一世代と違ってイジメられたオタクの復讐心みたいなのがなくて単純で素敵だが軽薄」みたいにザックリまとめていて笑える
というところかなと感じました。
読んで思ったこととしては、論壇的気圧配置図ベースで手際よく「テクノ・リバタリアン」をまとめてくださっているので、却ってその思想的雑駁さが浮き彫りだなというところ。
第二章が自由至上主義で暗号通貨で西部開拓再びのクリプト・アナキスト、第三章が厚生至上主義で監視とナッジ万歳の総督府功利主義に捧げられていることから著者も半ば自覚的ですが、要は「主流派リベラルデモクラシーが気に食わん」みたいな思想をまとめて「テクノ・リバタリアン」と呼んでいる。
これはしかし、1つの旗のもとにまとめる意味があまりに薄いな、というのが正直な感想。
(そして、1ポチ目の話題にも通じますが、思想的な背景について橘はあまりに無頓着に過ぎるように感じられ、たとえば「総督府功利主義」のネーミングライツにしても橘はこれを安藤馨に帰し、当然に参照されるべきヘアもウィリアムズも出てこない)
21世紀前半、唯一の革命思想足りうる方向性と思うので、2024大統領選に向け、警戒しつつ惹かれつつ読んだ感じでした。
変な家
話題作ですね。
マンガを既刊3巻まで読んで雰囲気を掴んだ気になった。
けっこう超推理ですが(だから?)、読んでいてちゃんと先が気になるので、なにかとても巧みな作品だなと感じます。キャラも魅力的。
身辺雑記その他
↑コレに行ってきていろいろ感化された。
素晴らしいなあ。
がんばるぞい。
お絵描きは1枚。
けっこうよく描けた気がするのでアイコンに設定。
#シンフォギア #マリア・カデンツァヴナ・イヴ
— nullmiya (@hmpndrf) March 31, 2024
かきました。 pic.twitter.com/963SBeWX4s
ここは楽屋裏なので大っぴらに書くと、反省点としては、
デッサンがヘボい。頭頂部の見えるはずないとこが見えてる、後頭部が消失してる、髪の毛のインテークの向きも顔の向きとズレてる、など
輪郭線はもっとよくできそう。極太に描いたつもりだったけどまだ印象弱いかも。アニメ塗りならもっと強弱や入り抜きの意識を強く持った方がよさそう
デザインが甘い。チャイナドレスはもっと素材感を研究すべきだし、中華扇? みたいなのは分からないなら描くべきでなかった……
仕上げが気を抜きすぎ。RGBずらし(色収差)を雑にやりすぎて上の方何ピクセルかナゾの線が入っちゃった
なので、次の目標は顔のデッサン練習。
構図もずっと甘えているので、アオリやフカンもやりたい。
2024年最初の四半期終わり。
読書とnote執筆が全然できなかったが、お絵描きが楽しくなってきた裏面と思って前向きに捉えています。
次の四半期目標は、カント哲学についてザックリ見解をまとめることと、本描きの絵を10枚以上。あとは早寝。