しがない大学院生です。バンクーバーに留学中。

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最近の記事

暮らしを続ける

現在私はバンクーバーに留学中である。先日身内に不幸があり、私はまだ悲しみの中にありなかなか気持ちを立て直すことができていない。 葬儀のために一時帰国していたときは、家族と一緒にいることで悲しみの中でも少しは穏やかな気持ちでいることができた。しかしここには言うまでもなく家族はおらず、まだ友達もあまりおらず、一人ぼっちだと感じる。孤独に悲しみ続けることが、苦しい。 そこで私は、留学中の大学にあるカウンセリングセンターに話を聞いてもらいに行った。 カウンセラーの方曰く、大切な人を

    • 実家に帰りたい

      祖父が亡くなった。90歳、大往生だとは思うけど、周りの人はみんな100まで生きると思ってた。 突然の事故だった。 私はその時留学で海外にいた。珍しく妹から電話していい?とLINEが来て、いいよーと返信したら、祖父が事故に遭って、危ない、と聞いた。その数時間後に、亡くなった。 急いで飛行機を取って、泣きながら帰った。 祖父の家の近くのお寺の住職さんによれば、もう祖父の魂はこちらに帰ってきているらしい。そしてみんなが仏になるのを見守ってくれているらしい。祖父の家でみんなで祖父

      • ライフイベントの発生はuncontrollableであり、私たちはそれを外から見つめ続けるしかない。今年は梅雨が長いなと思っても、私たちはただそれを知るだけで、どうすることもできない。私たちにできることは、一瞬一瞬を大切に、楽しむこと。ありふれている、だけど難しくて、大切なこと

        • 優しくされたことは消えない

          うまく文章が書けないと公開したくなくて下書きばかり溜まっているよ。あけましておめでとうございます。 去年は自分の人生の転機と言える時期だったなぁと振り返って思う。人生に影響を与える出来事が多くて、いいこともあったけど、悪いことが多かった。でも、なんとか回復して今に至る。 詳しくはあまり書けないのだけど、私にとってはとても辛いことがたくさんあった。そして、大人にお世話になることが多かった。まだまだ自分はひよっこだった。この世には、たくさんの素敵な大人がいることもわかった。家

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        • 実家に帰りたい

        • ライフイベントの発生はuncontrollableであり、私たちはそれを外から見つめ続けるしかない。今年は梅雨が長いなと思っても、私たちはただそれを知るだけで、どうすることもできない。私たちにできることは、一瞬一瞬を大切に、楽しむこと。ありふれている、だけど難しくて、大切なこと

        • 優しくされたことは消えない

          変わっていく

          久しぶりの友達に会うと、お互いの変化がわかる。 ちょっと変わったね、と言われた。おそらくだけど、個人的には変わったというよりかは少し落ち込んでいたことがそう思わせたのではないかと思っている。私は感情が人からわかりやすいというか表に出がちで、楽しい時はとっても楽しい人になるけど悲しい気持ちまで出してしまっている。申し訳ない。まあ、本当に何かが変わっていたのかもしれないけど。 友達もまた、変わっていた。知らない言葉で、あまり好きではない価値観でものを語り、行動していた。なんだ

          変わっていく

          大切な曲2020

          いよいよ今年も残り1日ですが、いかがお過ごしでしょうか。 いろいろ振り返ろうかと思ったのですが、とりあえず私の好きな曲をまとめてみたい。 ・星野源「Pop Virus」 初めて聞いたとき、なぜか泣いてしまった。なんでかは分からないけど。私も音の中で、なにかを探していると思った。めっちゃ好き ・中村佳穂「きっとね!」 人は生きていくうちに、人に言えないことが増えていくと思う。秘密が多い方が優しく強くなれるよ、という言葉にいつも励まされる。 ・赤い公園「黄色い花」

          大切な曲2020

          素敵な本に出会いたい

          『悲しみの秘儀』(若松英輔)という本を読んだ。素敵な本だった。これは大切な人を失う悲しみについて書かれた本である。私はまだ大切な人を失い身が千切れるほど苦しんだ経験はないため、真の意味での理解はできてはいないと思うけれど、美しい本だと思った。俵万智さんが書評でずっとそばに置いておきたい本だと書かれていたが、本当にそうだなと思った。 私はこれまであまり本を読まなかったけど、去年から本を読み始めた。去年は色々大変なことが多かったので、一人で考えたり本を読んで知らない世界を知りた

          素敵な本に出会いたい

          情けない話

          少しだけ忙しい。課題がたくさんあり、自分の計画性のなさも相まって、追われている。今日も課題を出したが、木曜に発表があり、金曜も発表がある。その次の週から4週間、週1で発表があるのでパワポ作りにしばらく追われる。 私にはそそっかしいところがある。物事の最後の最後で詰めが甘かったり、課題をやらなければならないのに取り掛かるのがおっくうになるときがある。 今日もそうだった。今日の課題は卒論の改稿を行って先生にメールで提出するという課題だった。比較的重い課題にもかかわらず、私は締

          情けない話

          友達が結婚した話

          勉強がつらくて逃げている。やることなすことすべてが、私が無能な人間であることの証明のように思える時がある。負のループに巻き込まれてしまったので、すこしでも楽しい話をしようかなと思った。 私には保育園から高校まで同じ学校に通っていた友達がいる。 その子は去年結婚した。ラインの名前が変わっていたのでもしや、と思い連絡すると、結婚したと報告してくれた。連絡したついでに会おうよと誘って、京都に来てくれることになった。 河原町でご飯を一緒に食べた。相変わらずその子は感じがよく穏や

          友達が結婚した話

          幼い頃怖かったことは?

          私が小さい頃怖かったことは、自分のことを人に話すことだった。 自分にとって面白いことが、人にとって面白くない。そのありふれた事実が、喋ることを恐ろしいものにさせていた。 わかってほしかったのである。私が体験したこと、みたこと、聞いたことが、どれほど感動的で、面白くて、最高なのか。私はなんでも自分の体験を人に伝えたがった。しかし、小さい頃の話す技術では、伝わらないことの方が多かった。非常に悲しかった。 今でも忘れられない経験がある。それは小学校の朝の会での出来事であった。私

          幼い頃怖かったことは?