心の居場所はありますか
おはようございます。ぬくぬくママSUN’Sかなちゃんこと中村香菜子です。
ぬくぬくママSUN’Sでは、楽しく、心豊かになるイベントが開催された今週、悲しい事件が続いています。
三浦春馬さんの死、すごくショックでした。
少し前に、3歳の女の子が放置されて亡くなる事件もありました。
そんな中、香川県では感染者が増え、また人と人との距離が離されていっています。
自殺も、虐待も、許されることではないと思います。それでも、なぜ、こうなってしまったんだろうと、悔やまずにはいられません。
子育て中の人でも、そうでない人でも、大人も子供も誰もが愛されていたら、そんなことにはならないのではないでしょうか。
少し環境が違っていたら、私だって、幸せそうに見えてるママだって、子供を虐待してしまうことがあるかもしれないし、自殺するほど心をなくしてしまうことがあるかもしれません。
「自己責任」という考え方が私はあまり好きではありません。
自分のことは自分で。
自分で産んだ子供は自分で責任を持って育てるのが当たり前。
本当にそれだけが大事なのでしょうか。
子育ては一人ではできるものではありません。まして、親だけのかかわりで子供が健やかに成長すると思いません。
子育てしていなくても、一人ですべてできる人なんて、この世にいないと思います。
様々な人に会い、さまざまな場所に行き、愛情にあふれた「体験」することによって子供も大人も育っていくのだと思います。
親だけが子育てするのではなく、子どもは地域でみんなで育てていくものだと私は思っています。
親である私たちも、親でない誰かも、誰もが、周りから愛され、必要とされ、大切に思われていないと、生きていくことも、誰かの役に立つこともできないのだと思います。
今は、ささやかな地域の「居場所」がどんどん感染対策によって制限されたり、利用できなくなってしまっています。
行政のしている福祉や教育はストップしても、経済活動にあまり関係がないから、一番に制限の対象になってしまう事実がコロナ禍ではっきりと見えたと思います。
みなさんに「心の居場所」はありますか?
家族でもいい、友達でもいい、ネット上でもいい、
心から自分のことをわかってくれる人、大切に思ってくれる人が、たとえ離れていたとしても存在することがとても大事だと思います。
そして、あたたかいごはんを食べ、あたたかいお風呂に入ることできていますか?
できれば、誰かに肌に触れてもらってください。
背中にそっと手を当ててもらってください。
香川県で感染が確認された乳児のお子さんは、症状がないらしいですが、お子さんとそのママはひとりぼっちで苦しんでいないのかな、と私はとても心配です。感染したことは悪いことではないはずです。どんなことをしていても防ぎきれるものではありません。
「大丈夫だよ」と、誰かに言ってもらえているでしょうか。
背中を誰かにさすってもらっているでしょうか。
守りたいものは、「心の居場所」です。
「あたたかい人のつながり」です。
「なにがあっても許せる大きな心」です。
「なにかのせいにしないで、なにかを憎まない心」です。
「どんな自分も愛せる力」です。
それを守るためには、やはり、リアルな人と人の肌のふれあい、表情を交わし合うコミュニケーションがなにより必要不可欠だと私は考えています。
そんな私も、許せないことや、よくないキモチもどうしても持ってしまう事があります。
そんな自分も許して、だからこそ、誰かのことも許せる自分を目指していきたいと思うのです。
悲しい事件は、決して遠い場所の出来事ではありません。
私にもあなたにも、そんな悲しいことが起こりうる可能性があります。
「死なないようにする」のが「生きる」ことだとは、思いません。
誰もが、命を輝かせて、命の限り死ぬ日までちゃんと生ききられるように、時が来たらちゃんと死ねるように、
体験を提案し、行動し、愛であふれた子育てを通した本当の人と人とのつながりを追求していきたいと思います。
大丈夫。
みんなあなたを愛してる。
みんなで、「大丈夫の種」に水をやっていきましょう。