インターネットばかりに求めちゃダメだよ
高校生になりましたとさ。
めでたし。とはいかず相変わらず人生はインターネットに支配されて、もはや高校に無事入学した事なんてその時はあまりにも些細な出来事のように感じて別にどうでもいいか、といった感情だった。
我が家は圧倒的放任主義かつ、これは大学受験の時もそうだったが兎に角この親たち、何故か息子の進路、めちゃくちゃ遠いところを勧めて来るのだった。
例に漏れず、関東近郊の全寮制の高専を勧められた。これもまた大学受験の時にも味わうのだが、如何せんその高専が魅力的だった。
やっかいな息子を遠くに置きたいんじゃなくてこの学校たちが素敵なんだよね?そうだと言ってくれ?
そうしてあっさりノせられた俺は人生で唯一勉強を頑張る期間があった。
しかし前にも書いたとおり本は沢山読むが、それは授業中も読んでいたということで、あまりにも俺の学力はお粗末だった。これは未だに嫌いなんだけど化学だけはマジで死ぬまで許さない、何も楽しくないよお前。
高専というのは比較的賢いためか余裕で落ちて滑り止めに無事滑り止められた。
そんなこんなで俺は特に思い入れもなければなんで受けたかあまり覚えていない、自宅から自転車で1時間(本当に)かかる高校に通うことになった。
比較的人気の高校だったが、俺の住む地元からは自転車で1時間かかるためか同じ中学の人間は知る限り俺を含めて二人しかいなかった。
つまりそう、また人間関係がリセットされちゃったのだ。
こうして3年ぶり2度目の友達ゼロ状態が始まった。
しかしながら、インターネットで年齢性別様々な人間とオフ会をしまくっていたせいか、それとも俺が素敵な人間だったからか(こっちだといいよね)あっという間に友達がいっぱい出来た。
特に問題なく高校生活をスタートした俺は毎日チャリを往復2時間かけて通学した
さて、ここで問題です。相変わらず女の尻ばかり追いかけている俺は、今後どうなっちゃうでしょうか。
正解、めちゃくちゃ彼女が欲しくなります。
ことみちゃんの件からやはり俺年相応にプラトニックだったりプラトニックじゃない愛を求め始める。
え、気持ち悪いね君と思うかもしれないけど、いやいや16歳の男なんてみんなそんなもんだよ。むしろそうじゃないなら僧だよ。
強いて言うならここでこうやってあけすけに文章にしてるのは気持ち悪いとは思う。でも最後まで読め、と言うか今までのもの全部読んで俺を知れ。
ともあれ年相応に彼女が欲しくなった俺は、意外にもインターネットに求めることはなく、手堅いところにいくのであった。
高校生活のスタートダッシュは書道部の部長と出会うことから始まって、なんやかんや起きるところからぬくもり高校生活編は起承転結で言う転が、2年半くらいの転が始まるのだった。
次は転、書道部部長のことを書けたらいいなと思う。
「インターネットばかりに求めちゃダメだよ」
ぬくもり