毎年こっそり星空に突っ込む!
早いもので、七夕まであと3日ですね。私はあまり行く機会がないのですが、小学校や商店街などに行けば短冊が飾っているのでしょうか?
今年の七夕は……
今でこそ紫外線とか猛暑だとかって熱中症に気をつけてねって色気のない心配をしてしまう世間ですが、本来は涼しい時期。夜は尚更で、場合によってはお祭りもあったりして、皆さぞや七夕夜を楽しんでいたのでしょう。
今年は、お祭りは各地でされるのか……。私自身があまり行かないので、情報が入ってこないのですが、されるといいですね。
あいにく、台風の存在がネックですが……。私の地域は、今週の天気予報は雨マークばかりです。7日は付いていないけれど。近くでイベントがあるなら、せめて降らなければいいな。
あまりにも早く梅雨が終わってしまったので、少しくらい雨が降るのは何も思いません(私の地域は、さほど台風の影響が来ていないせいもあるかも)。でも7月を感じる一番の風物詩だから、せっかくだし晴れて欲しい。
とかいいつつ。
七夕には、毎年ツッコむ自分がいます(笑)。
毎年、織姫と彦星は
七夕って、織姫と彦星の伝承がありますね。
毎年この時期になると、この織姫と彦星になぞらえた創作イラストがTwitterやInstaglamにアップされていたり、漫画雑誌では七夕エピソードが繰り広げられています。
別にそれらをどうこう言うつもりはないのです。
ただ、織姫や彦星の立場に自分を置き換え、「来年こそは結ばれますように……」と、友達以上恋人未満のような捉え方をしたアートを見ると、つい思ってしまうのです。
あいつら、恋人どころか夫婦やでと。
私、織姫と彦星の話、ラブストーリーだと思っていなくて。あれはむしろ喜劇だと信じて疑わない。
私の「織姫と彦星」
天帝の意向で結ばれた、いわば見合い結婚だけれども、めちゃくちゃラブラブになったという、ある意味「たなぼた」愛。もしかしたら転じて「たなばた」になったかも?(笑)
でも、手に入れた愛に夢中になり過ぎて仕事を疎かにしてしまい、天帝にブチ切れされ、離されてしまった。
要は現代の夫婦像と同じく、仕事と家庭を両立させろとのミッションが発生。しかし、2人はすっかりテンションがガタ落ち、虚無モード。織姫は衣類を綻ばせるし、彦星は牛をネグレクト。
コンプライエンスを危惧した天帝、条件を提示して改善を試みる。仕事さえするなら、7日に1回なら会ってもいいよ。YOU、デートしちゃいなよ!
言われた2人、喜ぶものの、ちょっと直前までの絶望が残っていたのかもしれない。何せ、「7日に1回」を「7月7日」に聞き違えてしまったのだから。それでも喜んでOK!!
(※聞き間違えたというくだりは、諸説あります)
こうして、織姫と彦星は、7月7日に会えることを喜びに仕事をして、楽しく暮らしましたとさ。
……この、バカップルが!!(笑)
今年の織姫と彦星は?
どう思います? 織姫と彦星。
確かに、幸せな男女像ではあるのですよ。でも、現代の夫婦像と比べてみると、いささか間抜けというか、おっちょこちょいではありませんか?
まぁ、当人同士は一生懸命に愛し合っていると解釈できるし、愛すべきおバカさんとしてなら、私も好ましく思えるのです……。
ただ、織姫と彦星が現代にいたら、芸人夫婦だと思います。吉本所属の「かつみ♥さゆり」みたいな。もしくは、シンプルに強烈なバカップル……。世の中がそんな夫婦ばっかりだったら、もしかして世間は幸せになるかもと、思わなくはないですが。
でも、そう思うほどに、ロマンチックは消える。
消える……よね?
だから、七夕に星空を仰ぎ、銀河のロマンに心を馳せること自体は、素敵なことだと思うのです。
ただ、織姫と彦星にロマンは求めなくてもいい。
そういう解釈もあることを、こっそり主張します。
だって、リアルに素敵な「織姫と彦星」は、あなたの身近な場所にいるのかもしれないのですから!
織姫「えー、ひどくなーい?」
彦星「俺らだって頑張ってるよん?」
私 「やかましわー!!」
温水温、光速で言葉をぶちかます夏の夜。