【詩】冬の音が聞こえてくる
寝坊をしてしまった私は
時計を見た途端に大きい独り言をする
「嘘だ」「なんでこうなったの?」
バタバタと身支度して未来へ駆ける
あいにくなことに お天気はゴキゲン斜め
なんだか良くない空気だと思いながら
カーディガンを羽織った体を翻えす
ポカスカと本日の仕事をこなして
へとへとになった仕業を追えずに
グダグダの心境に仕えて夢を見る
確かに聞こえたの
「嘘だ」「なんてこった」
ごうごうと低く硬く唸っていたの
貴方は誰ですかと問うて
「俺は将軍だ」と答えられて
それはサムいなってお菓子を食べた
朝になり目を開けると 窓がごうごうと
冬将軍の到来に寒いなって可笑しかった
ごうごう 轟々 GoGo
そういえば彼の顔はイケメンだったか
どうせならゴリ押しするよ
だって彼は私みたいに遅刻したんだもの
明日からカーディガンはコートに
マフラーも手袋も付けて
あなたを手厚く出迎えるよ
遅刻なんてよくある 歓迎するよ
ちょっと寒いイケメンに
きっと彼は奥さんがいるなんて
冷静な判断をしたりして
年を締めくくる作業に取り掛かり
ごうごうと流れる時に逆らい
突き抜ける来年へGoGo
あとがき
天気予報はわりと注視していて、今日の感覚で書きました。明日から、十月水準だった大阪は真冬だそうです。やっべぇ。
(※すいません、狭域かも)
ただ、さっきから鳴るのですよ。ごうごうって。窓とか。
明日から寒いぞーって感じの音!!
あー、明日から本当に寒くなるのかなって書いたのが、この詩。それだけなんです。こんなに急な冬の到来、しなければいいのにな、と思いながら、私は明日から冬将軍に向き合います。
そうやって出来た、即興詩です。以上!
せっかくなので、温水温ワールドにおける冬将軍の過去詩も、残してしまいます(笑)。そんなに寄せてない?