雨と水と月と
今日から暦の上では「雨水」という節気らしいですが、その名にふさわしい感じで、しとしとと雨が降っていました。
日中は降ったり止んだり、比較的に小降り。
雨そのものは、これから本降りみたい。
春を止めたいのか、進めたいのか、待ちに待っていたと言わんばっかりに、しとしと……。
なまじ気温は高いのも関係するのか、くせ毛の私の髪は、いつもよりもクリンクリンしています。それなりに気を遣って良いシャンプーを使っているのですが、やはり雨の日は、少し仕上がりが違う。
天然性のパーマを纏って明日は仕事をします(笑)。
先程、しとしと雨を聴いていて、ふと思いました。
あ、こんな夜が、雨月物語を生むのかと。
すみません、偉そうに取り上げたわりに、そんなにちゃんと読んだことはありません(笑)。
でも、昔のホラー小説とカテゴリされることもあるものの、現代のホラーものとはニュアンスの違うこと(どちらかと言えば妖怪の出てくる奇妙もの)、そして短編の小説たちが、数珠繋ぎのように繋がっていることなら知っています。
知らない事柄に、怖いというより、不思議という感覚を生む感覚。
私にとっては、そんな雨月物語。
恐怖心より好奇心を生む、そしてそれがきっと、次の数珠に繋がっていく、そんな魅力があるのでしょうね。
………なんか雨月物語を語る話になっているな。
もっと違うことも言おうとしていた気がするが、忘れてしまいました。もっと言えば、書き出す前は、もっと頭がワチャワチャしていました(笑)。
……まっ、いいっか。
今日は、そんな日ですね~。
雨水の滴る月夜に、夢想する。
そんな日だったんです。