『19世紀末備忘録』世紀末で戦慄のゴシックミステリー譚!
あぁ……。
『ゲゲゲの鬼太郎』ばかりに構っていられない!(笑)
アニメはまだ完走できていません。でも、いつか好きなエピソード集みたいなのを書きたいのですが(なにせ話数が96話もありますので)、とにかく今はチャージするのみです。頑張れ私。
そして、今回はそんな推しへの情熱とはあっさりと別腹で、最近で知った漫画のことを紹介したいと思います。私の愛は偉大なので、これは浮気ではありません。ええ、違いますよ~(念押し)。
漫画と言いましたが、厳密には韓国発祥のウェブトゥーンですね。スマホで読みやすいスクロール型の漫画です。原作者たちの名前が読み方が分からなくて、どこの方が分かり兼ねますが……。
おそらく原作者たちの趣味・性癖がぶっこまれた作品なのでしょう。かなり本格的かつ荘厳な雰囲気のある世界観です。
あと、何より登場人物たちのセリフの言い回しまで古風で耽美的で、同じ時代設定の欧米ドラマの吹き替えを文字で読んでいるかのようです。もしもこの作品のドラマCDが出たら、聴きたくなりそうです!
この作品の冒頭では童話『青ひげ』の内容が紹介されており、童話を読んだ少女が思いに耽るくだりがあります。
娶った妻を次々に殺す『青ひげ』がモチーフになった作品なのです。
ちなみに「ホラー・ミステリー」というけれど……。
ホラーは3割、ミステリー7割くらいだと思います。
演出が少し怖いですが、雰囲気を楽しめるほどかと。
そして読めば読むほど深まる謎の数々。
幼いリリアン達の住む屋敷を「死者の屋敷」と噂している会話。
ウィルの屋敷の使用人が見せる奇妙な真顔。
部屋越しに聞こえる女性の悲鳴。
徐々に明かされるウィルの半生……。
リリアンは何も知らされていない読者視点でありながら、喜怒哀楽がはっきりしているし、健気に恐怖と闘ったりする可愛いヒロインです。
ウィルは……まぁ食わせ者ですね(笑)。
個人的には、回想のシーンで親近感がわきました。
同級生のアダムも、なかなかいい味ですね。
というか、寄宿学校時代のターンで、いろいろ謎とかどうでもよくなった瞬間がありました。そのまま皆で仲良く騒いでほしかった……(笑)。
兄妹はどうして生き別れになったのか?
ウィルには、屋敷には、どんな秘密があるのか?
全てを知ったリリアンはどうするのか?
私の読破率は、今はクライマックスの手前くらいの進捗かと思われるのですが、最後まで読み切ろうと思っています。最後の方だけなら、少しくらい課金してもいいな~。
最終話のサムネイルを見る限り、おそらくハッピーエンドを迎えそうだなというネタバレもありつつ、穏やかではない雰囲気のフラグも立っているので、慎重に読み進めていきます!
ホラーチックなミステリーものが読みたい人。
19世紀イギリスという設定が好きな人。
ゴシックテイストの世界観が好きな人。
妖しい兄妹が大好物な人。
以上に当てはまる方も、ぜひ読んでみてください♪