【詩】赤い風船
どくん、どくんと鳴る
赤い風船が飛んでいました
そこから伸ばされた赤い糸
わたしは伸ばした手で支えました
青くはれた空のした
風船と花道を進みます
いつしか糸は増えていき
旅はいつも触れて行きます
ひまわりの笑顔やもみじの掌
咲いて散って鼻先をかすめます
やがてふつり、と切れる糸
風船は雲の上へ流れていきます
わたしは最後の糸を握ったままです
心臓のような心に届く色を
指先はまだ、微かな脈動を覚えている
どくん、どくんと鳴る
赤い風船が飛んでいました
そこから伸ばされた赤い糸
わたしは伸ばした手で支えました
青くはれた空のした
風船と花道を進みます
いつしか糸は増えていき
旅はいつも触れて行きます
ひまわりの笑顔やもみじの掌
咲いて散って鼻先をかすめます
やがてふつり、と切れる糸
風船は雲の上へ流れていきます
わたしは最後の糸を握ったままです
心臓のような心に届く色を
指先はまだ、微かな脈動を覚えている