【詩】ばかやろう
バカヤローと親父に怒鳴られ
とぼとぼと歩いてはみたけれど
実は嬉しい僕は どうしようもないバカ
近所のおじさんも先生も友達も彼女も
ちっともそんなこと言えないからだ
僕の目が怖いのか
僕が怪物にでも見えているのか
言えば刺される禁句と信じているのか
あいつら同士で僕を馬鹿野郎だと笑うこと
とっくに僕は気づいている
その獣のような笑い声
悪魔の張りついた表情
動画に収めたらバズるのかな?
親父は悲しそうだった
全然 天使なんかじゃなくて
しわくちゃの顔と表情でつまらなかった
でもそれが とっても嬉しかったんだ
小さい頃に天使になった母さんに
教えたかったくらい嬉しかったんだ
さすらい辿り着いた公園にぽっかりと 月
見事に丸い 黄金の穴
いつかあそこから脱出できるかな?
そんな淡く光る色を胸に
僕は警察へと旅立った
悪魔の証明を突きつけるために
あとがき
めちゃくちゃ私事ですが、私は昨日に実家へ帰り、本日に自宅へ戻ってきました。それは昨日の記事でも触れています……が、親に叱られたてはいません。何の関係もない詩ですよ(笑)。
本当は過去詩で、ちょっとリンクする詩があるのですが、それはまたの機会ということで(書き出したときに想定していなかった事情もあり)。
湧き出たものを整理できて、少しスッキリできました。