でんせつアルバイターへの道

本稿ではサーモンランにおけるオオモノ退治についてかいつまんで説明する。なお、基本的なところは省く。一応書いておくが、基本とは「頭を使ってしっかり考える、状況を把握する」ことだからな。サーモンランは個人技じゃないぞ。ちなみに長いぞ。
先日、ブキのチョイスが悪かったのもあるのだがでんせつ→たつじん+1まで降格した。その際、下位たつじんアルバイターがずいぶんと一部オオモノにてこずっていた印象を受けたので筆を執ることにした。だいたいは他の人が似たようなことは書いてるだろうが、サーモンランにおける座学は重要である。他の人が書いてないことは頭に入れてそれ以外は飛ばすという読み方でもいいだろう。

たかが雑魚シャケ、されど雑魚シャケ

シャケ

金イクラを落とさない雑魚その1。フライパン3発でイカタコは死ぬ。叩かれるとそこそこ吹っ飛ぶ。なお吹っ飛んでる最中でもダメージは食らう。「叩かれる→吹っ飛ぶ→別のシャケにしばかれる→吹っ飛ぶ→さっきしばかれたシャケにしばかれて死ぬ」という理不尽コンボを食らった時はさすがに笑った。
たつじん+1ぐらいまではそれほど脅威ではないのだが、+3ぐらいから相当数沸く。先述した通り、数が多くなればそれだけ吹っ飛びからの死が多くなるので掃討優先度は高い

コジャケ

金イクラを落とさない雑魚その2。攻撃は6発まで耐えられる(と思う)のだが、必ず3匹セットで沸く。3になってから3匹に2回たたかれてあっという間に死ぬという経験が増えた気がする。ほとんど吹っ飛ばないのだが、それだけにこいつらの攻撃を連続してもらうことになるから逆に危険。
連射速度が遅いブキの天敵。バイトブキ次第では非常に厄介になるので、シューターなどを持ってる人は率先してつぶそう。

ドスコイ

金イクラを落とさない雑魚その3。こいつのフライパンは痛く、2発で昇天する。でんせつ以降は全体的な雑魚シャケ数が増えるうえにこいつの割合が高くなってる気がする。叩かれるとめっちゃ吹っ飛ぶので注意。「叩かれる→吹っ飛ぶ→海にドボン」とか、「叩かれる→吹っ飛ぶ→ヘビないしテッパンに当たって死ぬ」というのがあるので注意。なお筆者はクアッドホッパーで転がってる最中にこいつにしばかれてすごい勢いですっ飛んで海ポチャしたことがある。あれはバグであってほしい。
こいつはとにかく固い、そして邪魔。ウェーブ序盤に出てきたやつを放置すると中盤以降猛威を振るいだすのできっちり始末すべし。ダイナモならローラーで轢けば簡単に駆除できるのだがインク切れに注意。

名を冠するオオモノたち

モグラ

下位アルバイターの天敵、モグラ。ウェーブ最初のほうだとさほど脅威ではないのだが、ウェーブ後半、つまりいろいろとほかのオオモノや雑魚シャケたちが押し寄せ、しかも足元がシャケインクでべたべたなときに来られると大体チームはこいつに壊滅させられる。
今作からこいつが攻撃態勢に入ると警告音が鳴るようになったので対処しやすくなったが、たぶんヘッドフォンでもつけてないと乱戦中だと聞こえることはないだろう。大事なのは落ち着いて対処することだ。加えて、こまめに足場を作ることも重要になる。こいつがメンバーを半壊させる主な原因はインク不足でボムを投げられず、慌てて逃げようとするも足元がシャケインクまみれで逃げ切れず死、だろう。雑魚シャケをこまめに倒す、移動中は常に足場を作ることを心がけると事故死は少なくなる。また、こまめにインクを回復するよう心がけよう。
なお、たつじん以降であればこいつはボーナスオオモノである。カゴまで誘導して金イクラ3個ゲットだ。

カタパッド

みんな大嫌いその1。シェケナダム満潮時に金網の奥にでたこいつは片方だけ壊して放置と言われるほど迷惑な存在である。出現位置からほとんど動かず、マルチミサイルでガンガン攻撃してきてどんどんと仲間をキルしてゆく。混戦時にマップをカオスにするのはだいたいこいつとコウモリだ。
対処方法「回避編」としては、とにかく逃げることなんだけど、仲間がいる方向には逃げないこと。大体こいつの攻撃は味方をほぼ全員射程に収めてるので、仲間のほうに逃げると仲間が避けようとしたミサイルに命中して死ぬ。自分がロックオンされたかどうかは自キャラであるイカないしタコの周囲に飛んでくるミサイル数と一緒に表示される。逃げる際の目安にしよう。
対処法「攻撃編」としては、こいつの場合はぶっちゃけ無理に倒さなくてよい。多くのプレイヤーが最も優先したがるが、こいつは倒せるときに素早く倒せそうならやるくらいがちょうどいい。下手に執着するとチームが半壊する。ただし片方だけでもいいのでミサイルポッドを破壊しておくこと。これだでぐっと生存率が高まる。
遠くにいる場合はスペシャルの「メガホンレーザー5.1ch」や「トリプルトルネード」をつかうといい。なおトルネードのビーコンはこいつにくっつく
もし破壊しにくならDPS高めブキ(シューターなど)を持っている人が行こう。

タワー

みんな大嫌いその2。正確無比な射撃でタワーから一番遠くにいるイカないしタコを打ち抜く。
こいつはとにかく攻撃特化型のオオモノなので撃破は容易だ。ただしローラーやチャージャーではやや倒しにくい。シューター・パブロなどもいいが一番のおすすめはブラスターである。ラピッドブラスターなら中央に当てれば一撃で葬り去れる。現れたら最速で処分しよう、放置するとウェーブ後半の安定度が超絶悪化する。

バクダン

多分、おそらくサーモンランにおけるナンバーワンチームブレイカー。倒しにくく、爆風範囲が広いので広範囲に死をもたらし、しかもシャケインクで塗られる。大体の場合、気が付いたらカゴ近所に鎮座してやがる。タワーと同じく見つけたらすぐに始末しなければならない優先目標である。
理想はチャージャーやストリンガーなどを持ったキャラが相手をすべきなのだが、シューターやローラーの縦振りでも十分対処できる。ちなみに個人的な感想なのだが、こいつを倒すのに最適な武器はヴァリアブルローラーだと思ってる。Vローラーの近距離縦振りは当てやすく、しかも一撃でヤれる。もちろんダイナモでも可能だ。対処に困ったときは「メガホンレーザー5.1ch」や「トリプルトルネード」、「ナイスダマ」を使うといい。また、バクダンが鼻提灯を膨らませてる時なら「サメライド」も効果的である。
なお、どういうわけかこいつは後に紹介するナベブタの下に入ることが多い。こうなってしまうと手を付けられなくなるが、そんな時はナベブタの下にあえて入ってナベブタを落とすといい。なお、倒したナベブタの当たり判定では倒せないので注意。

ヘビ

みんな大嫌いその3。ターゲットした相手を殺すまで執拗に付け回してくるヘビ。こいつもテッパンと同じで当たると2発で死ぬ。オオモノの中でも特に固いほうなので倒すのは結構大変。なお、こいつも優先度は高め。マップが狭まる満潮時は特に。
こいつに差し向けるのに最適なブキがある。4Kリッターだ。リッターは大体ナワバリバトルやランクマッチでは地雷ブキ枠である(個人の感想です)。だがサーモンランでは別だ。長大な射程と一撃必殺の火力は他のチャージャーの追随を許さない。アラマキ砦の高台にこいつがいるだけでバクダンとヘビは出現と同時にあの世行きだ。当てられればの話なのだが。
逃げる際は段差を使うこと。ただしシェケナダム干潮時のように段差がない場合はとにかく離れることを意識すること。また、自分が狙われてるとわかったなら他者に任せて無理に自分で倒しに行く必要はない。逆にヘビに追われてるイカタコがいたなら率先して助けてあげよう。

テッパン

シャケたちのあこがれの乗り物、テッパン。こいつはぶつかられると2発で死ぬ。非常に固い敵ではあるのだが対処は容易なのでうまいことカゴ前まで誘導しよう。オオモノの中でも楽に対処できる部類だ。
楽に倒す方法は二人一組で挑むこと。こいつはどんな攻撃でもいいので当てると攻撃をした側を注視するので、もう一人が後ろからインクを叩き込んでやればいい。
注意するのは先述したモグラや後述するヘビなどと一緒に出てくると非常に厄介なので、混戦時はカゴに誘導せずに倒してしまってよい。

コウモリ

ナンバーワン放置されるオオモノ、コウモリ。しかしこいつは放置するとアメフラシが足場を奪うし地味にダメージも痛い。アメフラシは重なるとそれだけで死ねる。下位アルバイターはこいつがめちゃくちゃ固い(リッターのフルチャージショットを1発耐える)比較的放置しがちだが、実のところ優先度は結構高め。またかなりの頻度で自らかごに寄って来てくれるのでノルマ達成のためにもさっさと処分してやりたいところのオオモノ。
対処方法としては、シューターがおすすめか。スプラチャージャーなら2発でKOなのでそれもいいかもしれない。理想は二人がかりでしばくこと。なお、コウモリが発射した弾の弾き返しで倒すには少しコツがいる。ただコウモリめがけて飛ばなくても弾くだけでアメフラシが防げるので弾けるなら弾いておこう。
なお小技としては、飛行中のこいつはダメージが入るのでそこを狙うのも良い。けっこう難しいが。

ナベブタ

3で追加された新たなオオモノ。アルバイターの頼もしい味方。
攻撃は雑魚シャケ召喚ぐらいなのでほとんど害はない。ナベブタの下に入るとこいつが落ちてきて大ダメージを食らうが、当たらなければどうということはない。それに段差があると引っかかってダメージを食らわないときもある。なお、こいつの攻撃方法であるナベブタ落としはサーモンランに出てくるどんなオオモノも一撃で葬り去れる優れもの。鼻提灯を膨らませてないバクダン、弾を発射する前のコウモリですら一撃で粉砕する。満潮時に沸きポイントに現れたこいつはあえて倒さずナベブタアタッカーに採用するのもありだ。
少々厄介なのは結構な頻度で進路妨害をすることだ。ムニ・エール干潮時の真ん中の通路は結構な頻度でこいつに塞がれる。また、段差に被った状態でこいつが雑魚シャケを召還すると雑魚シャケが段差の上に出てくる。思わぬ奇襲をもらうことになるかもしれないので注意したほうがいいだろう。

ハシラ

3で新たに追加されたオオモノで、サーモンランで一番の癒し。こいつの注意点はほぼない。刺さる位置は固定なので待ち伏せしやすいし、遠くに刺さったら放置でもいい。ただカゴのすぐそばに刺さった場合は別で、その時は迅速に処分すること。また、こいつは塗り範囲が比較的大きい目で常に塗りを更新してくるので後述するダイバー退治の邪魔をしてくる。あとハシラの柱のてっぺんに立っていてもモグラは襲ってくるしカタパッドも撃ってくる。多分柱てっぺんでモグラに襲われるとほぼ逃げられないから注意しよう。

ダイバー

3で新たに追加されたオオモノで、ボーナスオオモノ、あるいは金イクラ運搬係。
こいつが塗るエリアを塗り返せば勝ち。そんなに固くないしダイブする前でも攻撃しまくればあっさり倒せる。
ただケルビンやチャージャーといった塗らない系ブキだと一人では塗り切れないので倒せない。塗り範囲が広い武器を持ってるキャラが率先して倒すべきだろう。

テッキュウ

3で新たに追加されたオオモノで、最もデンジャラスなやつ。
タワーと同じで出現位置から近づいてこず、築地カートみたいな迫撃砲で撃ち出してくる鉄球が放つ衝撃波は3回(多分)で死ねる。しかもカゴ近くに着弾する。1ウェーブ中に一度でも沸いたらほぼ必ず複数体沸く。でかい発砲音がしたら最速で探して倒すべし。なおテッキュウ1体が放つ砲弾は2バウンドする。2体沸くだけで充分デッドリー。
こいつの対処方法は、とにかく数で攻めること。コウモリと同じくらい硬いので撃破までそこそこ時間がかかる。一人で行ってもいいが、でんせつ帯になると雑魚シャケとテッキュウ、そして別のオオモノに囲まれることになるので無理は禁物だ。
でんせつ帯でも頻繁にこいつは放置されるが、それはチームの壊滅を意味する。残り20秒未満でもない限り、こいつは他のオオモノを放置して最優先で倒すべきである。

闇とともに現れるものたち

グリル

下位アルバイターからしたら脅威だろうが、上位アルバイターからしたら余裕で倒せなければならない相手である。こいつにスマートに対処するにはマップの理解度が重要になってくる。狙われているプレイヤーはマップの段差などを利用してうまくグリルを攻撃ポイントに誘導すること。
他の注意点としては、攻撃ポイントから離れた場所で倒さないこと、コジャケをきちんと処理すること。
やばくなったらスペシャル「メガホンレーザー5.1ch」「トリプルトルネード」「ナイスダマ」で対処しよう。「カニタンク」と「サメライド」は期待しないほうがいいし、「サメライド」はグリルの下をくぐると死ぬ。

ドスコイの群れ

干潮時限定。砲台が3機使えるようになる。
ドスコイの群れに対処するときは必ず分業体制を取ること。金イクラ運搬2、砲台2がちょうどよい。運搬係はDPS高めのブキを持ってるプレイヤーが望ましい。砲台はカタパッドやタワー、モグラ、ダイバーに狙われるので注意。
これを失敗する理由は一つ、ドスコイ処理の怠りである。砲台係になったならとにかくオオモノとドスコイの処分に専念すること。残り10秒であと2個とかいう状況じゃない限り砲台から離れてはいけない。また、砲台についたならカタパッドやタワーを優先して始末すること。
なお、シェケナダム限定の注意点なのだが、一番左側の砲台は3つあるシャケの出現ポイントの一番右側を狙えない(カゴが邪魔)。右と真ん中の砲台を使えばいいのだが、それだと一番左側のシャケ出現ポイントに出たカタパッドやタワーが狙いにくいので気を付けること。

夜ステージの中でも比較的難易度は低めである。その理由はオオモノとして金イクラを1・5・10個でランダムに落とす金シャケが出るからだ。ただ視界が極端に悪いので、カタパッド・タワー・バクダン・テッキュウといった殺意高めのオオモノが出ると非常に危険。仲間と連携して対処すること。やばいオオモノを見つけたらカモン連打。

ヒカリバエ

夜のなかで最も忌むべき現象。とにかく対処が難しく、慣れたメンバーでも簡単に失敗しうる。また、ブキによってはとても苦戦する。にもかかわらず、2に比べて難易度がさらに上がった。
難易度の上昇についてだが、2では雑魚シャケは必ず決まったルートの道の真ん中を疾走してきた。それが3になってからはそのくくりがなくなった。曲がり角などは最短経路で突っ込んでくる(シェケナダムの迎撃ポイントにおける挙動を見ればわかりやすい)。加えて、謎の飛翔をよくするので高い壁に張り付いていてもやられる可能性が高くなった。自分はジェッパ中にやられたことがある。
ヒカリバエ対策で重要なのはとにかく連携と分業である。プレイヤーキャラは味方の射撃を妨害するので立つ位置はしっかり確認すること。ローラーがある場合は低速前進で敵の進路をきっちり防ぐこと。金シャケは丈夫なのでしっかりダメージを入れること。そして残り時間が少なくなったら金イクラ回収ができるようにヒカリバエにまとわりつかれたプレイヤーはうまく移動して金イクラからシャケたちを引きはがすこと。これらすべてがうまくいってやっと成功する。
もし他のプレイヤーがやられてしまった場合は惜しみなくスペシャルを使うこと。カニタンクの場合は射撃ではなく回転移動のほうが望ましい。
なお、3ウェーブ目で危険度MAX時のノルマは35個らしい。ブキ次第で行けるとは思うが……。

ハコビヤ

夜におけるボーナスステージその1。「メガホンレーザー5.1ch」があればめちゃくちゃ楽に追い返せる。ただし距離が遠いと金イクラが遠くに落ちてしまうのである程度近づけてから使うとよいだろう。
たつじん以降でこれを失敗したら恥である

カンケツセン

2では高難易度で有名だったが、3では夜におけるボーナスステージその2になった。ハズレの栓を開けても雑魚は出ないのでバンバン開けよう。
なお、ダイナモがある場合は必ず金シャケを低速移動ローラーで轢くこと。どういう状態になるかは「ダイナモ カンケツセン」でググるとわかる。
なお、これもたつじん以降で失敗したら恥

ドロシャケ

3で新たに増えた現象で、ボーナスステージその3。一時期ドロシャケ本体が高速移動するというひどいバグがあった。
ドロジャケが吐き出す雑魚シャケを処理する係とボムを投げ込む係で分業体制をとると楽。これもたつじん以降で失敗したら恥

巨大たつまき

3で増えた新しい現象で、ボーナスステージその4。注意点は空から雑魚シャケたちがわらわら降ってくるので囲まれないようにすること。それ以外は特にない。これを失敗してはいけない

最後に

ここに記したのはあくまで個人的見解である。が、ずいぶんと経験してきただけにそれなりに自信はあるので参考にしていただきたい。ただ、今後アップデート次第では個々の内容も変わるかもしれない。その際は情報を新たに更新していきたいと思う。
以上。

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