哲学は、無謬の学問でしょうか。純粋な真理は、この世には存在しないか、直観可能であったとしても、不完全かつ曖昧な言語では、表現・伝達が困難です。哲学は第一義的に、認識において断片的かつ謙抑的でなければなりません。つまり哲学は、タレス以来、二千年を超える断片集の歴史です。

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