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振り返り日記 その①〜妊娠発覚まで〜

随分前にぬか漬け日記をしてから放置していたnote
誰かに読んで欲しいといより、自分の今の気持ちを記録したくて、再開してみようと思う。

今、私は妊娠している。待望の第一子。明日からは28週を迎え、ついに妊娠後期だ!
幸いにも体調は安定している今、これまでのことをざっと振り返ろうと思う。

異変に気がついたのは5月末。なんか雨の匂い強いな〜とか、唾液がやけに溜まるな〜とか、そんなのがきっかけだった気がする。
年齢も重ねてきて、結婚してからもそれなりに経っていて、最初は各々のキャリアとかライフプランから後回しにしていた子どももそろそろかね〜と会話していた矢先だった。
(妊娠した今思うのは、やっぱり体力的には早ければ早い方が良いなという笑)

ドキドキしながら、(検査しちゃう?でもあと1週間待った方が良い?) と自問自答の末、待ってられない!気持ちからドラッグストアに行った。
確か夫が土曜日なのに仕事してて(在宅勤務]、特段何を買いに行くか告げずに買い物行ってくるねーと外出した。
行きつけのドラッグストアのはずなのに、どこに売ってるか分からなくて探し回った。色々種類あったけどどんな検査薬が良いのか分からなくて、とりあえず2本入ってるのを買ってみた。
その他にも特に急を要しては無かったけど、洗剤とかトイレ掃除用品とか色々買った気がする。
家に帰ってすぐに検査。1分も経たずにあれよあれよと陽性の印が。


「私、妊娠してる、、、!!!」         世界が変わった瞬間だった。

さて、さっきも言ったけど、夫には何も言わずに行動している。3m先の部屋に仕事している夫になんて伝えるかをトイレに籠もりながら考え始めた。
私はめちゃくちゃ嬉しい。本当は小躍りしたいぐらい嬉しかった。
でも、実はここで心配事が浮上してくる。「子どもそろそろかね〜」と会話していたと言ったが、どちらかと言うと私が年齢を理由に少し焦って話を切り出していて、夫は今すぐほしいって訳では無さそうだっのが引っ掛かっていた(今はめちゃめちゃ楽しみにしてるので、あの時どう思った?とかは聞いてない。そのうち聞いてみようかな)
なんて言おう?いつ言おう?喜んでくれるかな、、? それまでの行動力が嘘のように急に不安が襲ってきた。とりあえずそのままトイレ掃除を始めるぐらいには混乱していた。
インスタとかでサプライズ報告して涙流してる動画に憧れの気持ちはあったものの、いざ当事者になると不安でそんな準備をする余裕はないものだ。トイレ掃除も終わってしまい、やることがなくなった私はおもむろにトイレから出て、そのまま仕事してる夫の部屋に行き、「妊娠してるかも!!!見て!!!」と検査薬を突きつけた。後で振り返れば、もっと準備して報告すれば良かったかなぁ、と思わないでもないけど、これも私らしいかな。

ここで改めて言うけど、夫は何も知らないのである。そろそろかねという私のプレッシャーはあっただろうし、言わずもがな身に覚えはあるはずとは言え、最近匂いに敏感とか唾液がよく出るとかそんな私の異変は知らないし、ただ単に生活用品を買ってきてくれた妻でしかない。

ドキドキの夫の反応は、、、

「え、、、?すごい!!すごいねぇ!!っていうか言ってよ!一緒に買いに行ったのに!!!」と駆け寄りながら言ってくれた。

さっきまでの不安はただの杞憂だった。この人は喜んでくれてる。もう大丈夫だ。胸をなでおろした瞬間だった。

ホッとしたのもつかの間、夫がもう仕事してる場合じゃないとそのまま切り上げて、土曜日でもやってる婦人科を探し、予約せずに初診診てくれるかの電話をし始めた。
どちらかと言うと夫はそんなにすぐにアクションを起こすタイプではない。熟考に熟考を重ね、石橋を叩いて渡らない選択肢を取る人なのだ。なので、ものの10分ほどで病院を調べて電話をかける姿がとても新鮮だった。声や表情にはでてないけど、この人も今興奮してるんだなと思ったのを覚えている。

婦人科というのはとても混んでる。ましてや土曜日の夕方。そして基本男性はいない。それなのに一緒に着いて来てくれた。

多分2時間ぐらい待ったと思う。優しそうなベテラン雰囲気溢れる女性の先生に診てもらい、「まだ検査するには早すぎて分からないが胎嚢らしきものが見える。ほぼほぼ妊娠してると思うけど、子宮内の受精か確証得るために、また来週来てね」みたいなことを言われた。ほぼほぼ確定と言われてほんわかしつつ、子宮外妊娠と言うドラマでしか聞かなかった言葉がいきなり身近になり、どうか何事も異常ありませんように、と祈りながら帰った。
(ちなみに妊娠は病気ではないので、病院で初めて5,000円を超える会計を経験して心底驚いたのもすごく覚えている)

まだまだちっちゃい豆ぐらいのサイズ。そんな子がお腹にいるかもしれない。それだけで本当に世界が変わって見えた。母になる実感を持つスタート地点だった。

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