物事は構造と運で成り立っている。
YOUTUBERのマコなり社長が動画内で発言していた考え方です。
この題目の言葉について、考えるべきは本当にそうなのかどうかではなく、「そう考えることで冷静になれる」メリットがあることです。
「俺は実力がないんだ。」
「運がないんだ。」
「何をやってもうまくいかない。」
こういった考え方の人はまず「ない」ものに注目してしまってることに気付く必要があります。
人間は潜在意識下では「ない」ものを認識できません。
ミニマリストになると何故仕事が捗ったりエネルギッシュに行動できるようになるのか。
理由は「認知リソースが極限まで消費されなくなるから」です。
例えばミニマリスト出なくても、モノを持ちすぎている人で、本当に大切にしてるものなら沢山持っていたとしても「今日も素敵なカメラだ。こんなものをこれだけ保持している私が誇らしい」や「素晴らしい僕の靴コレクション。最高の眺めだ」といった具合に、自分を肯定するためのアイテムになります。
もし中途半端に、「まだ使うかもしれないから」「いつか使うと思うから」「見た目はダサいけど返品できないから納得いかないけどどうにかして使おう」との考えで使ってるアイテムに関しては、視覚に入るたびに「あーチョイスに失敗したけど使うしかないやつか」「あーいつか使わないとな」などと余計な考えが頭に浮かびます。
その考えは他(例えば仕事)に回すべき注意力の分が、そういうどうでもいい考えにリソースを取られてしまうので、そういった視覚に入るたびに迷いの考えが生じるアイテムを持っていない人(例えばミニマリスト)と比べてい仕事など、本当にリソースを割くべき作業へのリソースは少なくなります。
知らない間にハンデを負わされているのです。
ミニマリストになると最小限の「必要」なモノだけに絞られますので余計な考えが浮かぶ隙間はありません。
物事が構造と運でできているという考え方もそういう「無駄な思考を省く」為に有効な手段となります。
「あ〜やってしまった」「なんて俺はダメなんだ」なんて感情的になって落ち込んでいても何の解決にもなりません。
「じゃあどうすればいいだろう…」
「これからどうするか…」
「どうしたらよくなるかな…」
出てしまった結果を嘆いたり、「俺には力がないんだ」「しょうもないやつだ」「どうしてできないんだ」ではなくて、構造と運だと考えれば、徹底的に構造に拘って、99%成功すると思ったものでも失敗してしまった時、
「今回は精一杯やった。精一杯やってダメだったんだから運が悪かったのかも。」
「いろんな人の力を借りれた。クライアントからも好感触だった。でもこれがなかなか広がらないのはサービス提供の構造に問題があるのかも。」
上記のように、前向きで建設的な気持ちで次の課題に進むことができます。
私も完璧にできるわけではありませんが、仕事上で問題を指摘するときやお客様への対応の際は「〜ない」という否定的な言葉を使わないように努力しています。
お客様の要望に答えられない時、「じゃあ何なら協力できそうなのか」を常に考えるようしています。
そうなると自動的に「できること」しか口から出てきませんし、お客様へ対しても協力的なこちらの姿勢が伝わります。
全てを肯定的に捉える癖ができると、プライベートでも積み木を積み上げていくような、前向きな姿勢で色んなことにチャレンジできる力になりますので、ぜひ「〜ないでしょ!」ではなくて「それなら○○をやってみようかな」とその時できることに注力される事をオススメします。
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